ザムザ阿佐ヶ谷にて音楽劇「ウレシパモシリ」を観てきました。
阿佐ヶ谷駅は初めて降りましたが、中野駅周辺をちょっとコンパクトにした感じなのかな、好きな感じの街でした。住みたいなぁ~!って思う街。
そんな駅前から徒歩2分くらいにあるのがザムザ阿佐ヶ谷。
こちらも当然ながら初めての劇場。
収容人数100人くらいのアングラ劇場でしたが、同じくらいの客席数の劇場の中では(6、7ヶ所くらい行ったことがありますが)天井が高いのが印象的。
そのおかげで客席の段差が大きいので見やすいなぁと思いました。
縦に7段(7列ではなく7段というのがぴったりの表現/笑)、横に15人くらいの場内はぎっちり満席でした。
舞台の上手側にロフト(壁があるので中は見れませんが)みたいなものがあって、木製の階段で上れるような作りになっていました(楽屋につながってる?)
ロフト下の空間にはピアノが置かれ、バンドが生演奏してくれるという贅沢なものでした。
音楽劇。
ミュージカルとは違って役者はほとんど歌わず、男女ひとりずつの歌手が芝居のイメージにあった歌を合間に挟んで歌うという趣向。
歌自体も役の感情とか状況を直接説明するものじゃありません。その曲自体がきちんと独立して成り立っているものでした。
(去年観た「リンダ・リンダ」もそんな感じでした。まず最初にブルーハーツの曲ありきで、芝居に合った曲を差し挟んでいく感じ)
でも芝居の中にうまく溶け込んでいました。
そして、役そのものを説明しているわけじゃないからこそ、観客それぞれの個人的な状況や感情にも訴えてきました。
役を説明する曲だと観客はその役に想いを乗せて聞きますけど、こういう趣向だと役にも自分自身にも置き換えて聞けるんですね。
たくさんの曲があったのですが、いつの間にか涙が出ていたりしました。
特に「祝福の歌」は泣いたなぁ。
↓歌詞はこちらにあります↓
http://www.akiramania.com/music/alone3kashi.html
歌手のおふたりが本当にお上手で、魂を揺さぶられました。
それぞれダブルキャストだったので、違う組み合わせでも聞いてみたかったです。
お芝居はもっと陽気なものだと思っていたら意外とシリアスでした。
全然予習をせずに行ってしまったんですけど、タイトルのイメージも可愛らしいし、開演前に劇場に流れていたのも鳥のさえずりだったので、てっきりファンタジーなのだと思って観てて。
いやまぁ、ファンタジーというのもあながち間違いじゃないんですけど。
ふわふわした感じも残ったんですけど。
でも予想外にバイオレンスでビックリしたのも事実でした(^^;
芝居を演じる役者さんもダブル、トリプル、それ以上の複数キャストで構成されていたので、組み合わせによってはまた全然違った感じになっていたのだと思います。
私が観た回はひとりの方のお芝居が単調で、下手ではないものの他の方が上手いもんだから「うーん、この人がもうちょっと上手ければ。惜しい!」と思いましたが・・・誰とは言わないでおこう(^^;
そんな複数キャストの中でこの回を観ようと思ったのは、るんさんこと遠藤瑠美子さんが出てらっしゃる日だったから。
屋根ヴァのアンサンブルの中で「姫に良く似たひとがいる~!」と話題になった方ですね(^^)
つまり容姿は間違いなく好みなわけです(笑)
さらにゆみこちゃんのコンサートや他の舞台でのダンスも好きだったので、次はお芝居をされているところを観てみたいなぁ~と思ってたんですよね。
るんさん、最初はアンサンブルで登場。
鳥の声とかも担当してて、笑顔がすっごく可愛い!
そして途中から“みどり”役で登場。
ひゃああああ!セクシー!!
みどりさん、いわゆる夜の蝶なんですよ。
社会の底辺にいるんだけど、根はまっすぐで姉御肌でカッコイイのです。
バイオレンスも担当されてました←お好きだそうです(^^;
お芝居しているのも素敵でした。
私は歌よりダンス、ダンスより芝居を重視してしまうので芝居が下手だとNGなんですが・・・
もう、またまた要チェックな役者さんが増えてしまったわ(笑)