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快晴

旅もそろそろ終わり、明日のお昼にはマドリを立たねばなりません。
さて最後の1日をどう過ごそうか?

ホテル1階の優雅なカフェ。
ここでゆっくり・・・
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なんてことはしませんでした(笑)

この日は9時半くらいにホテルを出て、2日前に夕食をいただいたBAR MUSEOへ。
朝食セット。
CAFE CON CHUROS(奥)
CAFE CON TOSTADA(手前)
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CAFEはコーヒー、CONはwithの意味です。
チュロス&コーヒーのセット(旦那)とトマトトースト&コーヒーのセット(私)
それぞれ300円、450円くらいでした。

それからピカソの「ゲルニカ」を見にソフィア王妃芸術センター(近代芸術の美術館)へ向かいました。
絵画にほとんど興味のない旦那も「ゲルニカくらいは見ようかな」というので。
ちなみにオスロに行ったときに、旦那はかの有名な「ムンクの叫び」を見ずにホテルで寝ていた人です(私はひとりで見に行きました^^;)

約20年前に来た時にはプラド美術館の別館に展示されていたゲルニカですが、その数年後にこの美術館が出来あがって移転したんですよね。
だから私も入るのは初めてでした。

ここで予想以上に時間がかかりました。
ちょうどダリの特別展が始まったばかりで、チケットを買うだけで長蛇の列。
私たちはダリには興味が無くて(というより私はシュールレアリズムは苦手なんですよねぇ)ゲルニカだけ見られれば良かったのですが、結局1時間以上並ぶ羽目になりました。
並んでる途中でアートショップでおみやげを買って時間つぶししました(^^;

ゲルニカの展示室は2階。
(スペインでは道路と同じ高さのところを地上階、その上から1階、2階となるので、ここで言う2階は日本だと3階にあたります)
20数年ぶりに再び会いまみえたゲルニカは、記憶の中の印象より小さく感じました。
なんでだろ、展示室が広くなったからかなぁ?

以前は分厚い防弾ガラスで守られていましたが、今はじかに見られるのだなぁと感慨深かったです。
もちろん警備員がふたりも目を光らせていて他の絵とは扱いが違いましたが、旧フランコ派の影響がこの20年でかなり少なくなったってことなんだろうなぁ。
平和っていいことだね・・・しみじみ。

旦那はこれだけですっかり飽きてしまった様子(^^;
プラド美術館にも食指が動かないようでしたので、そのまま近くのレティーロ公園に散歩に行くことにしました。
(私は20年前に行きましたし、上野でプラド美術館展が開催された時も見ているので無問題)

公園の入口には古本屋ゾーンがあります。
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こんな感じで、古本屋の店舗がずらずらーっと20軒ほど並んでいました。
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公園に入ると緑がとても綺麗!
色々な花も咲いていました。
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ガラス張りの建物もあったりします。
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散歩する人やジョギングする人、水着で日光浴をする人。
子供連れでピクニックする人、犬と遊ぶ人などなど・・・マドリ市民の憩いの場です。

中央には人工池もあって、手漕ぎボートがたくさん浮かんでいました。
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人工池のほとりで軽いランチ。
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Tortilla(トルティージャ)←日本だとスペイン風オムレツと呼ばれていますね。
ちょっと塩味が強かったですがまぁまぁ美味しかったです。

記念撮影はチビ熊が代理。
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チャック(大きい子)は人混みでは恥ずかしくて出て来れませんでした(笑)

レティーロ公園を南から北に縦断したあとは、近くのセラーノ通りへ。
ここはブランドショップが並ぶ、いわば銀座・・・ううん、丸の内仲通りの方がイメージに近いですね。
公園内にはほとんど東洋人はいませんでしたが、セラーノ通りに入った途端に日本人に会う比率が増えました(^^;

ブランド品を買うつもりは全然無かったのですが、私にはひとつだけ野望が!←おおげさ
20年前にまったく相手にしてもらえたかったLOEWEの店舗に入って、店員さんが寄ってくるかどうか試してみたいっ!(笑)

当時、まだ学生で子供にしか見えず(←東洋人は20歳を超えてても子供にしか見えないらしい)、よれよれの服を着たバックパッカーの私は、暇つぶしに入ってみたこのスペインが誇る一流ブランドのお店で完全にシカトされました←当然です(^^;
だが、それなりにシワとシミも出来た今ならばどうだ!?

店のドアを開けると・・・
おーーーーーっ!すぐさま店員さんが寄ってきたぁ!(^▽^)
リベンジ成功!←
でも買う気が無いので、適当にお茶をにごして去る(ひどっ)
そして近くにあるTOUSでお財布を買いました(ひどっ)

TOUSって熊がモチーフのスペインブランドなんですが、最近銀座に直営店が出来たんですね。(今調べて知りました^^;)
どこまでも熊が好きな私です。

セラーノ通りに端っこにあるのが、El Corte Ingeres(エル・コルテ・イングレース)
スペイン全土に展開しているデパートチェーンです。デパートというよりスーパーマーケットに近い感じかな。
そこの地下の食料品売り場で、お土産用のワインや缶詰などを物色しました。
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(さすがスペイン、ハムやソーセージ類の売り場が大きなスペースを取ってました)

実は旅行を開始して最初の頃に「しまった、持ってくるの忘れたぁ!」と思ったのが、ボックスティッシュと爪やすりとスプーン&フォークだったのですが、リスボンでもメリダでも大型スーパーに行く暇が無くて・・・
ここでやっと買えると思ったのですが「いや、明日帰国だよ?」と思いとどまりました(^^;

一昨年のバルセロナ旅行の時に飲んで美味しくて、日本では売っていないワインがあったのでそれを2本購入。
あとはタコのアヒージョの缶詰などを買いました(^^)
荷物は重いしホテルまでも結構な距離がありましたが、メトロでも乗り換えなどが大変そうだったので歩いて帰りました。
その途中に空港行きのバスの乗り場があったので寄り道。
翌日のバスの時間を確認してホテルに戻りました(疲)

おおまかな荷造りを済ませたあと夕食へ出掛けました。
歩き疲れたのと、翌日の出発に備えて早めにホテルに戻りたかったので、近くのバルの中から手軽そうな店を選びました。

LIZARRANというお店です。
店の入り口にも料理の写真が貼ってあり、メニューにもそれぞれ写真が付いているので、スペイン語が喋れない外国人観光客でもオーダーがしやすいお店でした。
価格もリーズナブル。
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頼んだのはスパイス(カレー風味)ソースのかかったチキンフライ。
そして前日カサ・ルシオでも食べたポテト&卵料理。
まったく味が違いました(^^;簡単そうな料理に見えて、カサ・ルシオのは本当に絶妙な味わいだったのだとあらためて思いました。

料理をオーダーしてから気付いたのですが、このお店はピンチョス(小さなパンの上に少量の料理を乗せたスペインのおつまみ)が売りだったようです。
ピンチョスが新しく出来あがるたびにベルが鳴り、お盆にピンチョスを乗せた店員さんがテーブルの間を回り、お客は好きな物をチョイスして食べることが出来るシステムでした。
過去に食べたことのあるもとは違って、見た目もおしゃれで美味しそうなピンチョスばかりでした。
この時は他の料理で既にお腹いっぱいで食べられませんでしたが、次にチャンスがあれば食べてみたいです。

お腹いっぱいとか言いながらデザートは別腹(笑)
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スペイン最後の夜だというのに日本でもお馴染みのものを食べてしまったわけですが(^^;

やっぱりダッツはどこで食べても美味い!!(笑)