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快晴
この日はユーラシア大陸の最西端、ロカ岬へ。
前日に偶然ロシオ駅を発見し(笑)その時に切符を買う窓口が長蛇の列だったため、予定より早めにホテルを出発しました。
ところが窓口はがらがらーん(^^;
暇そうにしてた窓口のお姉さんからサクサクとリスボン-シントラ-ロカ岬の周遊切符を買い、余った時間で朝ご飯を調達しに例のスタバへ。
このスタバが思ったより手間取りました。
日本の感覚で計算してたんですが、かなりのーんびり作業をされるので思ったよりも買うのに時間がかかるんですね(^^;
結局は1本遅い電車に乗る羽目になりました。

このスタバのある低地からエスカレーターを登ると駅の切符売り場と改札、ホームがあるのです。
(下の写真はエスカレーターの真ん中あたりから撮ったもの。長ーいエスカレーターでした)

電車の中でサンドイッチとコーヒーを食べながらローカル線に揺られて30分ほどで終点のシントラ。
この街には年代的な建造物がいくつもあって、その景観自体が世界遺産に登録されています。
そしてロカ岬へ行くバスの出発点でもあります。
「地球の迷い方」・・・もとい「歩き方」によれば、ちょうどロカ岬行きのバスにぴったりの時間に着いたはずだったのですが、現地の時刻表を見たらほんの数分前に出てしまったばかり。
しかもバスは1時間に1本しかありません。つまり次のバスまで1時間近く待たなくてはならない。
先にシントラを観光することも考えたのですが、そうなると1時間ではとても足りません。
その間に何かあってロカ岬に行けなくなるのは残念なので(最西端に行くことがこの日の最大の目的!)駅の周辺をぶらぶらして時間をつぶすことにしました。
ちょうど歩道を使って彫刻展も開催されてましたので、こんな面白い像とか風景を写真に撮って遊んでいるうちに1時間はすぐ経ちました。

ただ、とても寒かった!
(写真だと天気がいいので暖かそうに見えますが、空気は冷えこんでました)
私はユニクロのライトダウンを持ってきていたので着こんだのですが、うちの旦那は楽天家でそういう備えをしない(私が言っても聞かない)タイプ・・・結果「さむいさむい」と震えておりました(--;
さて、ようやくバスに乗ってロカ岬へ向かいます。
道路わきには何の柵もなく線路が敷いてあってビックリ!
これは数時間に1本だけ走る地元の市電だとか。

40分くらいかかったのかなぁ?
ついにロカ岬に到着です!
ユーラシア大陸の西の端に極東の人間がやってきましたよー!っと(笑)

ここも寒かった。
そして何より風が強かったーーーー!
前日、べレン地区での強風にきゃあきゃあ言ってたのですが、ロカ岬はその倍は風が強くてやっぱり写真がうまく撮れませんでした。
風にあおられて体が固定出来ないんだもん、技術がつまった日本製デジカメの手ぶれ補正にも限度があるってもんです。
ちなみに旦那が撮った私の写真は、髪が上下左右に乱されまくって、まるでメデューサかヤマンバか貞子かって感じです(我ながら怖い)
そんな寒くて強風の中にそれほど長くいられるわけもなく、さらに岬には小さなレストラン兼みやげ物屋が1軒あるだけで他に行くところもありません。
ツーリストインフォメーションで貰える(←タダじゃないよ^^;)最西端到達証明書をゲットすると、次にやってきたバスでそそくさとシントラに戻ったのでありました。
この日の私たちはどうやらバス運(←?)に見離されてたらしく、シントラ駅→ロカ岬のバスも1時間待ちなら、シントラ観光地周遊のバスもことごとく待たされました。
10~15分ごとに走っているはずのバスなのに30分近く待たされること3回(^^;
最後なんて、ようやく来たバスに乗り込んでいると、後ろから来た次のバスに追い抜かれる始末(涙)
それでも閉館時間ぎりぎりでメイン観光場所(ムーアの城跡、ペーナ宮殿、シントラ宮殿)をなんとか回り切りました!
こちらはムーアの城跡

これまた、めっちゃくちゃ風が強い!
(旗のなびき方でわかるでしょうか?)
ロカ岬の風がベレン地区の倍なら、ここはロカ岬のさらに倍!
しかも一歩間違えると崖の下に真っ逆さまーーーーーーーーーー!(><)

高所恐怖症の私がこの写真を撮れたのは奇蹟です!
いや、実際こんな風が吹いてたら日本だったら間違いなく立ち入り禁止になりますよ。
台風並みですもん。
でもどんどん観光客入れてるし・・・お国柄の違いでしょうか(^^;
こちらはペーナ宮殿です。

さらにシントラ宮殿の写真も撮ったのですが、近づくとちょっと薄汚れているというか、素朴なお城でしたのでピンとくる写真が撮れませんでした。
あ、そうそう!宮殿は地味でしたが、入り口の係りのお兄さんがめっちゃイケメンでした!
柔らかな笑顔が似合うノーブルな顔立ちの黒髪ロン毛お兄さん・・・恥ずかしくて写真を撮らなかったのが心残りだああああぁ←おまっ
そんなこんなでシントラ観光を終え、そしてまたローカル線でリスボンへと戻ったのですが、長い時間バスを待ったのと、寒さと、何より強風に耐えるのにかなりの体力を消耗したらしく(^^;
疲れ切った私は夕食の選択をする気力も失っていて(この時は食欲も無かった・・・はず)
食べること大好きな旦那が「何食べる?ねーどこで食べる?」と聞いてくるのに「もう勝手に決めてー!任せるよー!」と投げやり←いけませんね
そして、へとへとな体を引きずりながら旦那に付いて行った先がここ。
セルヴェジャリア・ダ・トリンダーデ Cervejaria da Trindade

ポルトガルのビールメーカーが経営するレストランで、修道院を改修した建物だとか。
趣はあるんだけど気取ってなくて(こんな感じでベビーカーが中央にドーン!だし)あら、なんかいい感じ?
食欲が無かったはず・・・なのに、気付けば「ビールくださーい!」
サラダ(←コリアンダーが入ってた!気を付けてたのについにやられた^^;)やエビのアヒージョを頼み、ビールからワインに移り・・・

そしてメインはフィレステーキ!
(ポテトフライは別注文じゃなくて付いてきます。何にでも山盛りポテトが付いてくるポルトガル&スペイン^^;)
これがメチャクチャ美味しかったのーーーーー!
バターの効いたソースとやわらかいフィレ肉(^^)
焼き具合もちゃんと聞いてくれます(私はミディアムで頼みました)
あんた元気無かったんじゃないの?という旦那の視線を感じつつ、さらにデザートまで頼み、ポルトガル最後の夜は楽しい晩餐となったのでした(笑)