銀英伝(原作)は20年以上前に夢中で読んでました。
田中芳樹作品はもともと好きで、アルスラーン戦記やマヴァール年代記、創竜伝なども読んでいます。

そんな原作ファンとしては、宝塚での上演が発表された時から期待と不安が交錯しておりました。
当時は原作が好きすぎてアニメ見れなった人ですし(^^;
となみちゃんがアンネローゼ、きっしーがケスラーを演じている舞台も観にいく勇気が出ないまま。

でも今回はなんといってもテルくんのお披露目!!
それに小池先生なら面白く料理してくれるんじゃないかという期待もあって、観に行こうと決めて楽しみにしていました。

その結果は…

“まったく別もん”としてメッチャ面白かったーーーーーーー!!



そもそも、金髪の小僧が歌い踊った時点でもう“別もん”ですよね(笑)
原作のラインハルトは絶対に歌わないと思うの。
そもそも芸術に興味が無い。一時、暇つぶしに劇場通って側近をウンザリさせてたけど(^^;

というわけで、歌い踊る帝国軍&自由同盟軍というプロローグで面白いと思えたので、以降はすんなりOKでした。
(プロローグで引いたら負けだったかもしれない)

そして、原作と違うことを最初っから認識させてもらえたことで、宝塚らしくアレンジされた部分にも原作ファンとしての反発心が起こらなかった。
そのあたりが、さすが小池先生だと思う。

特にヴェスターラントの核攻撃をラインハルトが戦略的に利用したあたりは、原作のままだと宝塚の主人公としてはちょっと…ね。
男性は理論で考えるかもしれないけど、女性は感情的にとらえて絶対NGだから。女性ファンが圧倒的に多い宝塚では必要なアレンジだったと思います。

その他、ヒルダが令嬢らしいドレス姿で出てきても
ヤンが爽やか過ぎても
ルビンスキーがハゲじゃなくても←
オフレッサーが大男じゃなくても←←

“別もん”と思えば全然おっけーーーー!

とはいえ、まさかオーベルシュタインに笑わされるとは思わなかったけどねぇ(^^;あれ反則


テルくんはとにかく綺麗でしたね。
緊張魔だって本人はよく言ってますけど、どこか飄々とした風貌があるせいか、それが堂々としたトップらしさに感じられて、中心に立ってても違和感無いなぁ~って思いました。

ただ「カッコイイー!」とか胸キュン!とかにはならないんだなぁ。
なんかね、可愛いの…
やっぱりAQUAの末っ子として見ちゃうんだと思う(笑)

キタさんやりんきら(←実はりんきらにはちょっとキュンときた/笑)もいるし、これからも宙組公演は観に行くつもりなので、テルには向上心を持って頑張って欲しいです。





<余談>

過去2週の様子からして土曜が姫のお休みっぽい?…ということで、ゆみこちゃん出演中のドラロマ@クリエに出没されるんじゃないか?と推測。

銀英伝の幕間が12:20~12:50
ドラロマの開演が13:00

幕間に東宝ロビーからクリエの入り口をじいいいいいいいいーーーーーっと見ていた怪しい人物を見かけた方がいらっしゃったら、それは私です(爆)

まぁ結局、姫のお姿は拝見できなかったのですが、どうやら読みは当たっていた模様。
銀英伝の2幕が始まってから東宝→クリエに移動されたんだろうなぁ…うーん惜しい!

姫、テルくんとどんな話をしたんですかぁ?