先週観たのに感想書き忘れてました。
…というか感想書きづらくて逃げてた?(笑)


野田地図を観るのはたぶん3作品目だと思います。

毎回よく判んない世界なんだよねぇ…荒唐無稽。
だから幕開けは頭の中とっちらかっちゃうんだけど、知らないうちにそれが収束していって、観終わった時には「面白かったぁ」ってなる。
なるんだけど…感想書きづらい。
なにがどう面白いかって聞かれると困っちゃう、みたいな(^^;

一番初めに野田作品を観た時は、その荒唐無稽っぷりにオロオロしちゃったんだけど(笑)
やっと傾向がつかめてきたのかな
「判んないときはいつまでもそこに引っ掛かってると付いていけなくなって真っ白になるから、判んないとこは無視して次にいけ」
という対策で観てみるとうまくいった(爆)

面白かった!うん


でもね、宝塚や東宝ミューしか知らないっていう人を誘うのは勇気がいるのよね。
蜷川作品の方がずっと誘いやすいと思うの。

蜷川さんの作品は、ちゃんと坂道を上っていって次に降りていってまた上って…という感じがあるの。
ま、坂道の傾斜はそこそこ急なんだけど。
(宝塚は傾斜がとーーーっても緩やか)

けど、野田さんの作品はボンっと急激に上に吊りあげられて、次の瞬間にドンって落とされる…
落とされてる途中でまたグインって上に放り投げられて、また振り落とされる。みたいな?
精神の上下運動が激しいんだろうなぁ。

ま、そんな感じの作品です(←逃げた)


あ、野田作品って言葉遊びが面白いね。
「キル」のときほどじゃ無かったけど、今回も「東京オリンピック」をキーワードに観客を翻弄してたなぁ。
今って「東京オリンピック」って聞くとたいていの人が招致を目指している2020年を連想すると思うのね。
その次に思い浮かべるのは1964年開催のもの。
でも実はね…って感じで。

こういう面白さは1度の観劇じゃ把握し切れない。
戯曲集が売れるのが判るよなぁ(爆)←


出演者は
深っちゃんは可愛いし(もともと好きな女優さんです)歌声もキレイだったぁ
妻夫木くんは「キル」のときよりイキイキした印象(役柄のせいもあるだろうけど)
仲村さんはムキムキっぷりにびっくりした

藤井くんも良いし橋爪さんもさすがだけど…秋山さん最高!


「私と、おとうさまっ!!」

オーナーのお父様に会いたいわぁ~

(感想もとっちらかったまま終わる)