Vリーグのプレミアリーグなどを主催する日本バレーボールリーグ機構は先日、新たに「スーパーリーグ」を創設してプロ化を目指す構想を発表しました。

http://www.vleague.or.jp/files/user/%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E6%A7%8B%E6%83%B3%E8%B3%87%E6%96%99.pdf

 

11月末までに参加チームを募り、18年秋の開幕を目指す。男女各6チーム以上の参加がなければ発足しない、とのこと。

 

構想を発表した背景としては

・企業主体となっている部活のような形から脱却し、地域を巻き込んだ、これまでと違うものにしていきたい

・国際競技力の低下や競技人口の減少など、日本バレーボール界が抱える課題があり、限界にきている現状を変えないといけない

ということがあるようです。

 

スーパーリーグのポイントとしては

・チームを運営する会社のプロ化(別法人化)

・ホームゲームによる利益で「人件費・遠征費を含むチーム運営費の10%以上(将来的には30%以上)を賄う

・ホーム&アウェイ方式の試合(試合数は1チーム1シーズン3240試合を想定)

・監督はプロ契約

・選手の契約形態はチームに委ねる(プロ契約でも社員契約でもよい)

・練習場は自前アリーナ所有を原則

・チーム名にホームタウンの地域名を入れる。企業名を入れることは可。

などです。

 

完全なプロ化とはならないようですが、嶋岡会長は「過去の企業や選手の反応も見て、一番理解を得やすい判断をした」と説明しました。過去、プロ化を目指し頓挫したこともあり、また今回も拒否反応を示す企業・チームがあるようでプロ化への状況は安泰とは言えないようです。

 

この度、バスケットボールもBリーグとしてのプロ化で競技間の競争も激化し、将来への危機感が非常に強いようです。

旧態依然ではなく、時代に即した未来に向けた良い判断をしてもらいたいものです。