文部科学省は6月13日に、教員の長時間労働を改善する方策をまとめました。
その中で特に部活動について、中学で週2日以上、高校で週1日以上を目安に「休
養日」の設定を徹底し、教員の負担を軽減するように各校に求め
教員以外の「部活動指導員」も制度化し、配置を促すようにするそうです。
2014年に公表された国際調査によると、日本の中学教員の勤務時間は週約54時間
と33ケ国・地域の中で最も長く、このうちスポーツなどの課外活動の
指導が7.7時間(平均2.1時間)と突出。
文科省によると中学の約7割で原則全教員が部活動の顧問になっているとみられ
るそうです。
教員の方々の勤務環境の改善とともに、教員以外の方の部活動指導員の制度がき
ちんと回っていけば、プロスポーツ選手のセカンドキャリアの受け皿にもなり、
経験豊富な優れた指導のできる指導員による指導のもと、生徒の能力アップにも
つながるのではないかと考えられます。