「連帯貢献金制度とは?」
FIFAが2001年に定めた「連帯貢献金制度」による報酬のこと。「ソリダリティ・
コントリビューション」
海外進出をするほど優秀な選手を育てたクラブ(12~23歳までに在籍したチー
ム)に対して、元所属選手の「国際移籍」における移籍金のうち5%が、
所属年数に応じて分配されるという世界的ルール。12~15歳まで所属したク
ラブは1年当たり移籍金の0.25%、
16~23歳までのクラブは0.5%を、移籍先に請求することができる。
優秀な選手を輩出・育成したクラブは時間をお金をかけて選手を育ててもビッグ
クラブに持って行かれて育てるメリットがあまりなく、ある意味今まで育て損を
していました。
しかしこの制度がができて選手を育てるインセンティブになり、非常にユニーク
かつ有意義な制度であると思います。
そうして得られた資金をさらに育成に投資することでさらに優秀な選手を輩出す
るという正のサイクルが回っていくことになります。
昨年マインツからレスターに移籍した岡崎慎司選手は移籍金1100万ユーロ(およ
そ13億2000万円)とされており、
12歳から15歳まで所属した宝塚FCへは1300万円、16歳から18歳まで所属の滝川二
高へは1980万円、19歳から23歳まで所属の清水エスパルスへは3300万円が支払わ
れたことになります。
本田選手や長友選手、香川選手なども同様であると思いますし、今後も日本人選
手がビッグクラブへ移籍することでこの制度がどんどん利用されることが日本
サッカーの発展につながっていくことでしょう。とは