少し肌寒いバスの中からの夜の眺めは、
夕方のラッシュに乗ることが多い私にとって
新鮮な切なさを秘めた道のりでした。

パリへ来る度、着いた当日早々から、
あっという間に過ぎるパリの日々を通り越し
帰りの空港までの車内で感じるであろう
「物悲しさ」を想像してしまうのですが、
この日は特にそれが強くかんじられました。

約1時間後OPERA到着。
車内で冷え切った体には、夜風がより一層冷たく感じられました。
時間の決まってない待ち合わせに不安を感じながらバス停のベンチへ。
15分後に寒い中、バス停から少し離れた場所で待っていてくれた友達と
久々の再会!ホントに彼女にはmerciです~。
今回はM3番線、pere Lachaise駅の近くに住む、友達の家にお世話になりました。
この界隈はフランスの古いアパルトマンよりは
日本にもよくある大きなマンションが多く、閑静な住宅街といったカンジでした。
大きな通り沿いにはアラブ系のcafeも何軒かあり、
暖かい時期はオープンにしたcafeの軒先で、低いイスや地べたに座って
お茶をしている独特な風景を見ることもできます。

お土産の詰まった重いスーツケースと共に友達家へ到着。
料理上手の彼女お手製の、チキンと野菜のスープとビールをご馳走になりながら
札幌の話や、明日からの日程などおしゃべりに花を咲かせました。
関空で購入した「赤福」も彼女大好物でヨカッタ~♪
(ちなみに友達は某有名洋菓子店でパティシエをしていました)
夜もふけ、満腹になったところで明日のサロン(展示会)下見に備えて就寝。

下準備のお粗末さ加減が気になるものの、
まずは下見だし、いいっか!とグッスリ眠りにつきました・・・