月を詠むひと | 文字のチカラで人の可能性を開く!新潟で活動する書導家 田村歌凰|筆跡心理学|筆跡診断士

文字のチカラで人の可能性を開く!新潟で活動する書導家 田村歌凰|筆跡心理学|筆跡診断士

新潟市で活動する書導家 田村歌凰のミッションは、『書(描)くことで文字の持つチカラを最大限に活用し、人の可能性を開く』こと。豊かな人生を創るために、日常から無理なくできる自己変容のベイビーステップ♪

時間差ですが、、
#9月の手本
西行の和歌。
 
 
〝うちつけに
 また来む秋の 今宵まで
 月ゆゑ惜しく なる命かな〟
 
 
訳:
俗世の楽しみは捨てて出家し、
命への執着さえも
捨てたはずなのに、
あっという間にまた来るであろう
来年の秋の今日、
中秋の名月見たさに
命が惜しくなるよ。
いい加減な信心だなあ。
 



 
 
この歌を詠んだ西行法師は、元々武士で
天皇の警護という高い役職に就き
裕福で何不自由ない生活を送るエリートでしたが、
23歳の時に突然一切を捨てて出家。
 
一説には、それまで挫折を知らなかった彼が
初めての失恋💔をし、そのショックから…
と言われているらしい。(真相は謎)
 



そんな彼は、
桜🌸と月🌝をこよなく愛し
数々の名作を残しています。
 
大好きな歌人の一人です。
 



 

 
#西行
#山家集
#9月の手本
#和歌
#細字
#小筆
#漢字仮名交じり
#書道
#美文字
#三十一文字