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本紹介!奇跡のリンゴ!農業の考えが変わった!

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なかなか「ほえー」っとなる本を読みました!

奇跡のりんご 木村秋則 
無農薬リンゴの栽培に挑戦した木村さんの記録です。
ゴルチャのオーナーさんも大プッシュしていたこの本
前から気になってたんです。

あまりよく知らなかったんですが、無農薬でリンゴを作るのって
めちゃくちゃ難しいそうです。
難しいというか無理!
リンゴ栽培の歴史で、害虫や疫病の発生で、人海戦術ではどうしようも
なかったそうです。このままでは、リンゴ栽培は根絶やしになると
いったときに救世主のごとく現れたのが「農薬」

「農薬」のおかげで、なんとかリンゴ栽培は息を吹き返し、現代の
リンゴにいたる。
品種改良で作られた甘くて大きいリンゴっていうのは
人工的な力が無ければ絶滅していた品種との事です。

なるほど、知らなかった。
昔からある野生のリンゴってとても酸っぱくて食べれたもんじゃないらしいですよ。

それを無農薬でつくるという事は業界のタブー!
考えれないことなんです。


木村さんが、最後にいきついた結論は、畑を自然のサイクルに戻す。
山の木はどうして枯れないのか、どうして虫の被害にあわないのか。
それは、気が自然のサイクルの一部として機能しているから、
畑というのは、人間が自然からばっさり切り抜いた
自然ではあり得ない空間なんだそうです。
ぶっちゃけ畑をそこらへんの山と同じ環境にする。それが最もベターという
考えです。

ふむー。子供を甘やかすとろくな大人にならないのと一緒ですね。

ここにたどりつき無農薬リンゴ栽培を成功させるのに20年!まじか!
お金はなくなり、地域の農家からも罵倒され、その苦労は凄まじい。
農薬を使わない事自体、虫や疫病を受け入れる事になるので、近隣の農家の印象は
最悪らしいです。こわっ

農業の考えがばっさり変わるおすすめの本です。


木村秋則オフィシャルホームページ http://www.akinorikimura.net/