果物気分で生きてはいるけど
ほんとは野菜育ちである。
松岡直也御大の音楽に出会ったのは大学時代。
レンタルレコード店で、角松敏生に雰囲気の似た
アーティストが他にいないか探していたとき、
なんとなく目についたのが松岡直也のレコード。
「夏の旅」と「Watermelon Dandies」のどちらを
先に借りたか忘れたが、聴いてみれば
ラテンフュージョン。角松のような楽曲では
なかったが、夏の雰囲気であることは同じだった。
フュージョンでは、カシオペアやスクエア、
高中などは既に経験済みだったが、
ラテン系は初めて。
コンガやティンバレスといったパーカッションが
心地よい。
ピアノのバッキングが同じような雰囲気の
曲が多くて、ちょっとワンパターンだと思ったのは
若気の至り。
モントゥーノというラテンピアノの定番である。
「Watermelon Dandies」には歌モノも多く、
ワクワク・ソンゴ!やペリエにレモン、
そしてWatermelon Dandiesがそうである。
今回の冒頭は、その歌詞の一部だ。
そうなんだ、スイカは野菜なんだ。
軽い曲調、楽しい歌詞。気分がうきうきする。
松岡直也の曲としては異色の部類に入るかも
しれない。
その後松岡直也にも嵌っていくのである。
また別の機会にでも。