ニコちゃんである。


2007年、2008年とホークスで活躍した投手であり、

AP特派員である。

活躍?まあそれなりにやってはくれた投手である。

なにせ、日米で1度ずつ1球で勝利投手になっている。


この選手のことを気に入っているのは、

日本滞在の間も続けていたブログの存在だ。

スラング化されていないきっちりとした英語で

ホークス在籍中のことを書き綴っていた。

英語の勉強の教材としても利用可能なほどである。

冒頭で述べたように、AP通信にも寄稿している。


日本に来たときのこと、キャンプ中の出来事、

日本でのオフの過ごし方、遠征中のこと、

試合の反省、家族との日常、日本での失敗談など、

読んでいると結構楽しい。

上述の日米1球勝利投手についての感想もあった。

特に、ホークスの他の選手との絡みが面白い。

アメリカ帰りの竹岡とはゴルフにもよく行ったようだし、

森福や大場のことをいじり倒している。


2ちゃんねるのスレッドでは、ブログが公開されると

その訳を皆が載せるようになった。

できるところから適当に訳す人や、本職の翻訳家の

ように素晴らしい訳をする人もいて盛り上がった。

そのうち、勝手に人のブログの内容を訳して

2ちゃんねるに投稿するのはまずいのではないかと

議論になってしまう。


2ちゃんねる特有の罵り合いにもなったが、

終止符を打ったのはニコースキー本人であった。

ある人がニコースキーに、訳を掲示板に載せて

いいものかメールしたところ、

自分のブログを日本語に訳して、英語が分からない

人にも読んでもらえると嬉しい、

自分のブログに日本語訳のページも作るから、

訳してくれた方には、チケットとかサインとか

何かプレゼントできたらいい、との記事が

アップされた。事実上の公認である。


私もいくつかの記事を自分なりに訳してみたが、

非常にいい英語の勉強になる。

しかも贔屓のホークスの話題であるから飽きない。


今のファルケンボーグとまでは言わないが、

もう少し活躍して、5年くらいホークスにいてくれたらと

それだけが残念である。