チャゲ&飛鳥の方である。


すなわちCHAGE&ASKAではなく、初期のチャゲ&飛鳥。

「万里の河」でブレイクして、それを聴いた私はファンになった。

万里の河が入ったアルバム「熱風」を友人に借り、

ファーストアルバム「風舞」を購入した。


デビュー曲の「ひとり咲き」や「流恋情歌」、そして

「万里の河」と、泥臭いフォーク演歌である。

熱風に入った「この恋おいらのからまわり」もしかり。

しかし心にぐっと来る歌である。


サードアルバム「黄昏の騎士」は発売日を心待ちにして購入。

「南十字星」など、後のCHAGE&ASKAを予感させる曲も

あるが、「男と女」などはまだまだフォーク演歌である。


これらのアルバムの曲を何度も聴き倒した。

熱風にある「水面の静」のギターはコピーした。


そして発売された「熱い想い」である。

究極のラブソングであると思う。

イントロからすでに鳥肌モノで、飛鳥の粘っこい歌声が

愛の言葉を紡ぐ。

ラストのサビ前の間奏のキメで盛り上がった後、

チャゲと飛鳥のハーモニーで歌い上げる。

最後はしっとりと永遠の愛を誓い合うように終わる。


当時はまだ高校生であったが、将来、こんな風に

熱い想いを伝えられる人に巡りあえるといいなと思った。


数多いチャゲアスの楽曲の中で、一番好きな曲である。