久しぶりの日本シリーズである。
ルーキーだった和田が日本シリーズ第7戦で完投し、
日本一になって以来の日本シリーズ出場である。
いやあ長かった。
負の伝説の象徴となってしまったのが、
三冠王も取ったことのある松中である。
シーズン中にどんなにいい成績を残しても、
短期決戦だと、緊張なのか責任感なのか
結果を出せなくなってしまうのが怖いところだ。
その松中も4日の第2戦には代打で満塁ホームランを放ち
ようやく呪縛から抜け出たのではないだろうか。
そりゃ嬉しくて、第3戦12回表で、多村のお散歩キャッチで
CS突破が決まった瞬間、フライングもするわな。
第3戦はホークスが勝つか引き分けでよいので、
12回表終了時点で同点であれば、ホークスの負けが
なくなり、CS出場が決定する。
思い出すのが、所謂10.19の、近鉄バファローズの
最後の守備である。
何度も危機を乗り越えて、ぎりぎりまで闘ったものの
時間の壁に阻まれて優勝がなくなってしまった後の
守備。
最も短い消化試合と言われた、
あれほどの悔しい守備の時間があるだろうか。
今回のライオンズも、その悔しい守備の時間を
経験することとなってしまった。
しかも最後はサヨナラ負けだ。
近鉄バファローズは、10.19の翌年、悔しさをバネに
優勝している。
ライオンズも来年は、また復活してホークスの
前に立ちはだかることだろう。
第3戦は、杉内、涌井の両エースの素晴らしい
泣き虫合戦投手戦となった。
9回を終わって0対0。
延長10回それぞれ失点し、涙の降板。
奇しくも両投手とも127球だったという。
2011年のパリーグの試合を締めくくるには
最高の投げ合いだった。
RKBの中継を録画していたが、永久保存版としよう。
日本シリーズの相手は中日ドラゴンズに決まった。
もう一度秋山監督を胴上げして、ビールかけしよう。