ツインペダルである。

神保氏の作曲によるこの曲は、2小節を単位としたキーボードもしくはギターによる
バッキングパターンの上に、軽快なメロディが乗っかる。
そしてボトムを支えるバスドラの細かい刻みが特徴だ。

ドッドドドぱっドンドッドドぱドンドッドドドばっドンドン ぱっ

文字に起こすと間抜けだな(汗)。
ドがバスドラで、ぱっがスネアのつもりである。
ツインバスドラではなく、ひとつのバスドラにべダルが2つ付き、
それぞれ右足と左足で踏めるようになっている。

ドドドと3つ続くバスドラの(多分)3つめが左足のペダルである。
Perfect Liveの映像では、神保氏の足元のカメラがあって足の動きを映し出す。
ドラマーの足元カメラは世界初かもしれない。
どこかのサイトだかで、神保氏がツインペダルを始めたのがこの曲らしいと読んだ。
そういえば、それ以前の曲には、これだけバスドラの効いた曲はないようだ。

この曲の最後の盛り上がりの部分では、左右交互に16ビートで
ドドドドぱドドドドドドドぱドドド
となる。
後に神保氏は SOLID SWING で、曲中ずっと
ドッドドッドドッドドッド
と足が攣りそうなパターンにまで発展させる。

デビュー当時から超絶テクニックで魅せた神保氏のドラムであるが、
この後もますますセットも技も壮絶になっていき、
トリガーシステムを使用したワンマンオーケストラにまで行き着く。

教則ビデオもあるが、素人ではとても真似できないような内容である。
ネット上では則竹専用教則ビデオと噂されることもしばしば。
アマチュアドラマーが神保氏に少しでも近づきたいと思うなら、
相当な練習が必要そうである。
私には無理だ。

STREET PERFORMER であるが、ライブでは曲の最後にお遊びが入るのが恒例である。
ストップモーションバージョンや針飛びバージョンなどがあり、
針飛びに至っては、生のライブなのに、本当にDVDが針飛びを起こしたような錯覚に陥る。
もう一度、生でこの錯覚を味わいたいものである。