◇介護現場にいる友人の話 | ちいさな行政書士事務所から

ちいさな行政書士事務所から

登録一年目の新米行政書士が、
ちいさな事務所を開きました。
さて、今日はどんなことが待っているのかな?

昨日はひさびさの友人と、

ランチをしてきました。


彼女はもともと、私の別ブログに、

いつも書き込みをしてくれていた、ネット上の友で、

とあるイベントで、実際にお会いしたら、

実はご近所さんだったのでびっくり。


ブログ友って不思議ですよね。

顔を合わせたのは初めてでも、

私の心のうちやいろんな出来事をみんな知っている。


それ以来リアル友になりもう7年くらいになります。


その間彼女にはいろんな荒波がありました。



彼女は介護職14年目ほどで、

知り合った頃は訪問看護でしたが、

今は病院付属介護施設の職員で、

夜勤を主にしています。


彼女と会うたびに介護の世界をめぐる、

いろんな話が聞けます。



例えば、

介護職は慢性的に人手不足で、

いろんな人が入って来るが、

本当に向いている人は案外少ないこと。



お年寄りの話を聞く忍耐を持たず、

認知症の人を叱りつけ、不安にさせてしまう人。

(それもベテランの上司だったりする)



挨拶や、最低限必要な連絡が出来ない人。


洗濯機の扱い方がわからないなど、

生活感覚がない人。


彼女は職場でもお母さんのように、

挨拶や洗濯機の使い方を教えたり、

しなくてはならない。




もしかして学習障害なのでは?

と疑われるような職員も入って来る。


学習障害がいけないと言うわけではなく、

突発的な事態に臨機応変な対応が出来なくて、

パニックを起こすこともあり、

利用者さんの命にかかわるので、

事務系の仕事の方が向いているのに、


今の就職難の時代にあって、

大学に行かない生徒は介護の専門学校へと、

適性を考えずに、安易に決めてしまう傾向があるそうです。



介護の良し悪しは、施設の質というより、

その時に当たった、介護者の質によって、

全然違ってくるようで、施設に入ったから、

安心というわけでは、決してないようです。





そして、お年寄りにも、

介護職員に好かれる人と、

嫌われてしまう人がいるそうです。


嫌われる人は上から目線の人。


どんなに態度が丁寧でも、

口先だけだと、わかってしまうと言っていました。


反対にどんなに世話や面倒をかけても、

好かれてしまうかわいいお年寄りもいる。


どこが違うってやっぱり人柄なのかな。

嫌われてしまう人は、

家族にもやはり嫌われていることが多いそうです。


何か悲しいですね。


施設に入れば、介護して貰えれば、

それでめでたしというわけではない。



安心して気兼ねなく、

老後を過ごせる場所であって欲しいのに。


仕事で成功しても、財産を築いても、

上から目線の生き方しかできなければ、

家族や周りの人との愛情を育めず、

寂しい気持ちを抱えたまま、

人生を終えることになるのでしょうか。



若い時も、働き盛りの時も、

そういうことを考えて生きている人は、

どれくらいいるのかな…。





高齢化の問題はここ10年くらいで、

色んな意味で急速に深刻化しているそうです。


その原因は何だと思う?と訊くと、

死ねないことじゃないかな、という答えでした。


口から物が食べられない人に、

胃瘻をして食べ物を胃に送る、

本人が自然に死にたくても死ねない現在の状況が、

お年寄りにも家族にも負担を与えている。


もちろん胃瘻で元気になって、

生き生きとした生活を取り戻せる場合もある、


しかし意識の戻る見込みのない状態で、

身体だけ生かしておくことは本人や家族にとって、

幸せなことではないのではないか…、と。


家族にしてみれば、

胃瘻をして生かすか、このまま死ぬのを待つか、

と言われれば、意識がなくても、

生かして欲しいと思うのも無理ないと思います。


もし、そういう治療を望まないというなら、

自分で判断できるうちに、

その意思表示をしなくてはいけないですね…。




この友人のご両親は60代で、

とても悲しい亡くなり方をしました。


今も彼女の心には傷があります。


でも、ある時、

90代の利用者さんを親に持つ方に、

「60代でご両親とも亡くなったの?

 早くて良かったわねぇ」と

羨ましがられて、びっくりしたそうですビックリマーク




そんな話を聞いていたら、

あっという間に帰る時間になってしまい、

行政書士になろうと思うんだ、という話は、

最後のちょっとしかできませんでした。




そうそう、

後見についても聞いてみました。


後見人がついているお年寄りも、

最近は増えてきているそうです。

(行政書士なのかどうかは?)


ただ後見人が男性だったりする場合、

買い物を頼まれても、

とんでもない服や食べ物を買ってきたりして、

困ることもあるそうで…。


ある程度の家事力や生活感覚というのも、

要求される部分があるようです。


女性としての感覚や主婦の経験は、

そういう部分では、

生かされるのかも知れませんね。



彼女の話を聞いて、

自分や親のこれからについて、

考えさせられるところが多々ありました。





長くなってしまいましたね…。


最後まで読んで下さった方、

どうもありがとうございます。


今日は少し暖かくなりましたが、

また寒い日が続くようですね。


風邪などひかれないよう、

どうぞ、お気をつけてお過ごしくださいクローバー


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