沈黙の艦隊 北極海大海戦
独立国「やまと」を宣言した原子力潜水艦が引き起こす
混乱を描いた、かわぐちかいじのコミック「沈黙の艦隊」を
実写化したポリティカルアクションのシリーズ第2弾です。
国連総会へ出席すべくニューヨークへ向かう「やまと」と、
その撃沈を命じられたアメリカの最新鋭原潜が、
北極海で激突する。
もの凄く良かったです。
日本映画界の実力を世界に示すような大作だったと思います。
まずは、日本が誇るコミックの大ヒット作品の実写化です。
ハードルは高かったと思いますが、よくぞトライしてくれました。
脚本も素晴らしかったです。
終始、緊張感の漂うストーリーに紡いでありました。
そして、映像クオリティが、想像以上でした。
潜水艦、深海、しかも北極海という難易度の高いCGとVFX技術が
求められましたが、とっても良く出来ていたと思います。
最後に、キャストです。
原子力潜水艦「やまと」の海江田艦長を演じた大沢たかおさんを筆頭に、
皆さん、素晴らしかったです。
映画を構成する、あらゆる要素が、
高いレベルで融合している作品だと思いました。
大拍手です！！
日本政府が極秘に建造した高性能原子力潜水艦を奪い、
独立国「やまと」建国を世界に宣言した海江田四郎は、
その卓越した操舵で数々の海戦を潜り抜け、
東京湾での大海戦で米第7艦隊を圧倒した後、
国連総会へ出席するためニューヨークへ針路をとった。
そんな中、アメリカとロシアの国境線である
ベーリング海峡にさしかかったやまとの背後に、
ベネット大統領が送り込んだアメリカの最新鋭原潜が迫り、
流氷が浮かぶ極寒の海で潜水艦同士の激しいバトルが幕を開ける。
一方、日本ではやまと支持を表明する竹上首相を中心に、
衆議院解散総選挙が実施される・・・。
こんなお話です。
出演は、大沢たかお、上戸彩、津田健次郎、中村蒼、
松岡広大、前原滉、渡邊圭祐、風吹ジュン、
トーリアン・トーマス、ブライアン・ガルシア、
ドミニク・パワー、リック・アムスバリー、
岡本多緒、酒向芳、夏川結衣、笹野高史、
江口洋介等。
繰り返しますが、大沢たかおさん、マジで、本当に、
お世辞抜きで、完璧でした！
「キングダム」シリーズでもそうですが、
何と言っても圧倒的な存在感が魅力です。
日本の俳優の中では、一番ではないでしょうか。
ＭＹ評価： ☆５ （☆５で満点）