こんにちは。

 

ぶどうさんです。

 

今日は冬至です。

 

陰陽転じるので、明るい季節がくるのを想像できてうれしいです。

 

今日はゆず風呂とカボチャを使った夕飯にする予定です。

 

 

 

本日ひとまわりのお話です。

 

 

夕飯の後片付けの時、次の干支はなんだっけ?と聞かれたぶどうさん。

 

ここ数年年賀状を止め、正月らしい用意をしないので、干支のことなど忘れていた。

 

たしか巳年の次の、午。

 

思い出したきっかけは、新春早々もらった個包装トイレットペーパー。

 

包み紙にヘビの絵が描いてあった。

 

今年の正月、母の面会のため出かけた後に寄ったガソリンスタンドでもらった。


今までもらったことがなかったので、お年玉をもらった気分でうれしかった。

 

ところで、午は午でも、来年は丙午だ。

 

60年に一度の、ひのえうま。

 

アラカンの人たちには懐かしい響きだと思う。

 

ある迷信のためこの年に出生数が激減したせいで、前後の年に大きな影響をもたらした。

 

子供のころは、大人の口から「丙午だから・・・」と何やら意味深な言葉が出てくるのを不思議に思っていた。

 

丙午を基準に巳年や未年、申、酉くらいの子供は、年齢や干支を聞かれていた。

 

あれはどういう心境だったのだろう。

 

田舎だったから?

 

なんにせよ、その丙午の年の子供の数が少なかったせいで、そのあとに続く未や申、酉年生まれの子は多かった。

 

丙午が少ないのは、産み控えのせいらしい。

 

未や申、酉が団塊の世代のこどもと考えるには早いので、干支の影響だったのかなあと思っている。

 

丙午の子供が少なかったせいで恩恵を受けたのは、巳年(一部丙午は入り込んでいるが)と午年の受験生と聞いた。

 

一方、午年が浪人すると次の未の数が多いので不利だともささやかれた。

 

感覚的には本当っぽいが、だれか統計を取って確認した人がいるのだろうか。

 

ふと気が付いたが、午年の浪人生相手なので未の受験生のほうが大変だったのでは。

 

生まれた60年前~就職するくらいまでは取りざたされた、丙午と当事者たち。

 

ここ数十年、丙午のことは聞かなくなった。

 

けれど、ひとまわりで60年後の来年、というか翌月には丙午となる。

 

それなのに、メディアで丙午を騒いでいる様子はない。

 

ぶどうさんはテレビは見ないし、報道もみないので知らないだけかも?

 

政府答弁書には、丙午の影響は織り込んでいないとか。

 

AIまで出てきた今の世の中、丙午の迷信はどうでもよくなったのだろう。

 

60年前には振り回されていたのに、たったの60年でチャラになったのが面白い。

 

晩婚化が進んでいるが、丙午の人の中には子が成人しすでに孫がいる人もいるだろう。

 

昔のような迷信は信じていないんだろうなあ。

 

それでいい気がする。

 

大人たちの迷信に振り回されて影響を受けたアラカン世代としては、なんだかホッとした。

 

丙は、火の気を持つ字らしい。

 

昨今火災が多く発生している。

 

時の移り変わりに応じているようで怖いが、気は巡るもの。

 

それこそ気を引き締めて火災には用心しながら、いい意味でエネルギーを燃やせる若い命が生まれる年になるといいなあ。

 

あと10日もない、2025年。

 

火の元となる古い年の汚れを取り去って、気持ちよく新年をむかえるつもりのぶどうであった。