こんにちは。

 

ぶどうさんです。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

ソメイヨシノがほぼ満開になっていました。

 

山桜より早いようです。

 

今年も桜を見ることができてうれしいです。

 

手を、足を止めて、自然のおたよりを感じてみませんか。

 

 

本日弱音ペダルのお話です。

 

 

三年ほど前にピアノのレッスンを再開したぶどうさん。

 

長いブランクがあったため、3年経った今でも以前のレベルに到達していない。

 

うん・・まあ、以前のレベルも小学生レベルだったのだけどね・・・。

 

ブランクの間、ピアノは放置していた。

 

再開して使っていたのは、古いアップライトピアノに消音機能をつけた消音ピアノだ。

 

集合住宅では音エチケットは大切だ。

 

昔のタイプの消音装置だったので、ヘッドホンを使うしかなく(外部端子もあったが出力が面倒だった)かつスイッチが弱音ペダルにあった。

 

よって弱音ペダルを使うことはできなかった。

 

そのピアノは諸事情により手放し、新しいピアノを手に入れた。

 

やっぱりアップライトピアノだ。

 

集合住宅には、小さなサイズのアップライトピアノしか入らなかったからである。

 

騒音の観点からグランドピアノが現実的ではないという理由もあるが。

 

このとき消音装置はつけなかった。

 

手放したピアノに消音装置を付けたことをちょっぴり後悔していたからだ。(良い面もあったので、否定はしない)

 

その時住んでいた集合住宅の決まりで、当たり前の時間内ならピアノは弾いてよかったのも後押しした。

 

そうはいっても。

 

ピアノは騒音だ。嫌いな人もいる。

 

上手に弾けるならまだしも、夫からでさえ「つっかからずに弾いてみたためしは一度もない」と言われるようなへぼピアノ弾きだ。

 

せっかく普通に弾ける条件はあったものの、ほとんどの時間は弱音ペダルを使って弾いていた。

 

ところがこの弱音ペダル。

 

確かに音は小さくなるものの、はて、いかほどの効果があるのかは疑問だった。

 

集合住宅の小さな部屋に響き渡るのである。

 

弱音ペダルなしで弾いたらどんな苦情が来るのだろうと想像すると、弱音ペダルを使ってさえ時間を制限して弾いていた。

 

そんな生活だったので、終の住処では、是非とも防音室をと思っていた。

 

ところが、田舎町では防音室のニーズはないらしい。

 

田舎では皆さん土地が広いから。

 

また、必要ないと不動産屋にも建築会社にも言われた。

 

心配ないといわれたものの・・・。

 

一応ご近所になる人にお伺いは立て、むしろ歓迎された面さえあった(謎)

 

土地代が高く狭い敷地しか買えなかったし、隣との距離がかなり近かったものの、予算がなかったため防音工事はしなかった。


結果。

 

引っ越してピアノを弾くと、外に丸聞こえ。

 

正直腰を抜かした。

 

ついでに外の音も丸聞こえ(笑)

 

もう不安しかない。

 

結局、昼間にしか弾けない生活なのか。

 

夜は忙しすぎてピアノなんて弾いている時間がないから、まあいいか。

 

弱音ペダルなしで弾けるのだし、集合住宅の上下左右に響かないだけましだ。

 

そうやって昼間に騒音をまき散らしていたが、しばらくしてふと夜にピアノが弾けるか気になってきた。

 

もちろん、弱音ペダルを使って、である。

 

集合住宅のように響き渡ると困るので、譜読み段階の、超ゆっくりペースで試したところ。

 

夫が見ていた、youtubeの音声より小さいことが分かった。

 

弱音ペダルなしでは家中に響くピアノの音が、弱音ペダルでかなり抑えられるている!

 

これはうれしい発見だ。

 

弱音ペダルの効果を調べてみたら、音量が三分の一になる、とは書いてあったが今までその実感はなかった。

 

けれど、効果は本当にあるようだ。

 

さすがにバンバン鳴らすような曲は微妙だと思ったが、ある程度の曲には対応できそうだ。

 

弱音ペダル、万歳。

 

これからは、夜は弱音ペダルを使って練習しようと思う。

 

その時間があれば、だけど。

 

これから譜読みのときの強い味方になってくれそうで、うれしい発見になった。

 

まだまだピアノ道の入り口をウロウロしているアラカンは、一生に弾ける曲は限られてくる。

 

一曲でもたくさんの曲に出会いたいので、頼りになる相棒がいるのはうれしい。

 

新しい曲を弾く勇気もでる。

 

アップライトピアノ万歳、弱音ペダル万歳である。

 

新しい家で弱音ペダルを卒業するつもりが、変なことでさらに仲良しになってしまったぶどうであった。