こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
蒸し暑いです。
残暑厳しいというより、変な気候です。
身体の声を聴いて、体調を崩さないよう空調や環境を整えてくださいね。
早いけどそろそろエアコン入れよう・・・・
本日何かやると失敗するのお話です。
ピアノの発表会を終えたぶどうさん。
前にお話しした通り、失敗だった。
あれを失敗と言わず、なんと言おう。
弾いたのはコンソレーション6番。
リスト先生を弾くつもりはなかった。
しかしあこがれのシューマン=リストの「献呈」を弾くには、レベルアップとともに、リスト先生の曲をいくつか経験しないといけない。
去年の発表会後、コツコツと「愛の夢」の譜読みをしていたので、お師匠に打診はしたがレベルが高すぎるらしく、やんわりと断られた。
それで決まった曲だったのだが、最初から苦手意識はあった。
なんとかかんとか音を覚え、弾けるようにはなった。
弾きなれるときれいな曲なのだが、本番で思ったような表現はできなかった。
それが分かったのは、夫が動画をとっていてくれたおかげだ。
進行を忘れ、盛大に失敗したのでその動画は見たくはなかった。
というか、自分の映っている動画なんて絶対に見たくない。
でも、どんな風に弾いているのか、聞いてみたくはあった。
恐る恐る聞いて・・・。
いやはや、棒弾きじゃないの!
これは酷い。
間違えているとかいう話以前で、音楽になっていなかった(涙)
改めて、普段から録音しないとだめだなあと、痛感した。
脳内で勝手に変換処理して聞いている音と、実際に発している音は全然違うことが分かったからだ。
なにより、すごく背伸びして弾いている感がありありだった。
自分のものになっていない。
準備と努力不足もだけれど、自分の身体を経由していないと演奏とは言わないのだなあとがっかりした。
上がり症で、本番でフワフワしてしまうのは、しっかり地に足がつくまでやってないってことなんだろう。
なんだか来年の発表会が思いやられた。
発表会は、出演必須だ。
ずっと前に習っていたお二人の先生方は、それぞれ発表会はなさらなかった。
お一人は、まったく別のところにホームを構えていて、ぶどうさんが通っていたのは出張レッスン地だったためだ。
大人のピアノ学習者がそんなにいない頃だったから、子供メインでなさっていたのだろう。
もう一方は、発表会はしなけれど、コンクールやステップに出す方針の方だった。
ステップに数回でたが、これが苦行で苦行で。
いろいろ思うことがあり、二度と出たくない。
そんなわけで、発表会参加は子供の頃をのぞき3年前からだ。
出るたびに、何かやらかす。
それを糧として成長すればいいのだけれど。
同じ失敗だけでなく、新たな失敗をしてしまう。
人生失敗してなんぼ、成功はそのうちのほんの一握りだから生きている限り失敗はするのは当たり前。
成功が一握りなら、失敗も有限であってほしいよ・・・。
もともとは、失敗なんてへっちゃらな、能天気なところがあったぶどうさん。
失敗に鈍感で、突き進むタイプだったのだ。
悲しいかな、子供から大人になる過程でそれが失敗だと指摘され、自覚するようになった。
でもその指摘、必要だったかな、と今では思う。
今では呪いとなったそれらの出来事が、長い長い年月かけて呪縛となっている。
あと数年で還暦だ。
縛ったのは結局自分だ。
自分で呪いを解かなくちゃ。
還暦で一回り、生まれ変われるのだったら新しいスタートにできる。
還暦は老人への一歩だと思っていたが、新生ぶどうさん誕生の素晴らしい機会になるのかもしれない。
そこを目指して、小さく殻を破っていこうと思うぶどうであった。