こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
バラの季節ですね。
あちこちで、庭先にバラが咲いているお宅を見ました。
自分達だけでなく見る人にまで豊かさを分けるなんて、素敵です。
ありがとうございます。
夫にバラを育ててもらおうかしら(オイっ自分でやれ)
一日を楽しくお過ごしくださいませ。
本日格の違いのお話です。
定期的なピアノ弾きあい会に参加したぶどうさん。
参加人数10名強の、地域の小規模な弾きあい会にはいろんな人が集まってくる。
背景は様々、参加ペースは常時参加組、飛び石参加、数年に一回とこれまた様々だ。
はじめましての人も、お久しぶりの人も、輪になって和気あいあい。
本番さえなければ、結構楽しい。(←何しに行っているんだ?)
その本番は苦行とはいえ、グランドピアノを弾ける機会と思えば、貴重な時間だ。
グランドピアノが弾けて、人前で弾く訓練ができ、曲の仕上がりの区切りをつけられる。
参加回数が少ないのでピアノ仲間とまではいかないだろうけれど、場を得られた。
一石四鳥!
などと言ってはいるが、今回は仕上がりが悪く直前までキャンセルの文字が頭をよぎった。
弾く曲が超有名曲だったからだ。
その手の曲はなるべく人前で弾きたくない。
でも仕上がった曲がなかった。
‥‥いつもその状態で弾いてはいるのだけれど(汗)
なんとか本番をこなしたものの、音を外して弾き直し数回。
自信のなかったところをことごとく失敗してしまった。
弾くことに精いっぱいで、自分がどんな音を出しているのか冷静に聞くことができなかった。
言い訳すると、会場のピアノは少し弾きにくい。
鍵盤が軽くかつ浅く感じる。
シフトペダルは、かため。
前回シフトペダルで失敗したので、今回はpppの部分でシフトペダルを踏むのはあきらめた。
演奏に集中するためだ。
音も、思ったような音が出ない。
演奏するときの音と、会場の後ろの席の音は違うのだろうが、それにしても思い通りにはならない。
他の人が演奏しているのを聞くと、ダイナミックに、繊細に、自在にひきこなされているというのに。
どうしてああいう音がでるのだろうかと、毎回苦しむ。
今回も同じ疑問が会の終盤まで続いた。
ところが、最後に、答えが分かった気がした。
終盤はたまたま本格的にピアノをしている人たちの演奏が続いた。
メジャーで、誰でも知っている曲だったせいで、その音に思い当たった。
スタインウェイの音だ。
会場のピアノは古いけれどスタインウェイのフルコンだ。
その音が、出ていたのだ。
ぶどうさんでは出せない、そのピアノの音を、出している人がいる。
同じ会場で、同じピアノを使って曲を奏でているのに、全然違う音がでるなんて。
格の違いとしかいいようがない。
それまで積み上げてきた努力と時間が、高みに押し上げているのだろうか。
そんな気持ちになった。
いつか、あのピアノで、あのピアノの声を出せるようになりたい。
まだまだ努力は足りていない。
「その音」のために、もっと頑張ろう! と決意を新たにしたぶどうであった。