こんにちは。

 

ぶどうさんです。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

一ミリ生活励行しています!

 

今日はキッチンの引き出しに敷いている紙を新しいものに変えサッと掃除しました。

 

2つだけ(笑)

 

欲張らず一ミリで、がんばります。

 

 

本日どんな耳のお話です。

 

 

先日新しい楽譜を入手したぶどうさん。

 

レッスン用ではなく、お楽しみ用である。

 

その楽譜とは、シューマンのユーゲントアルバム。

 

子供のためのアルバムというタイトルで出版されているものもある。

 

子供のためというので、初級程度の曲から、さほど難しくない曲がのっていると想像していたのだが。

 

これが結構難しい。

 

2部構成になっていて、小さい子のためと大きな子のため~に分かれている。

 

その当時の小さい子やら大きい子ってどれくらいなのだろう。

 

今名前が残っている天才たちはそれこそ小さい内に才能を発揮し、とんでもない速さで世に出ている。

 

現代の小さい子が3歳くらい、大きい子が小学生くらいとあてはめると当時とあっているのかいないのか。

 

シューマンは1800年代生まれだ。

 

今で言うピアノが完成していたわけではないし、家にピアノがある子なんて一握りだっただろう。

 

習い始めの子供がこんなのを弾くなんて、レベルが高かったんだなあと、感心した。

 

もともとはシューマンの子供のために良い教材をというので作ったらしい。

 

始めの方は初見で弾けるものの、途中でそれはあきらめることにした。

 

ぶどうさんには難しいのが分かったからだ。

 

それでじっくり弾いていこうと切り替えたが、気を抜くとうっかり罠にはまってつっかえてしまう。

 

意外やトリッキー。

 

買う前はあっという間に終わるつもりだったが全然すすんでいない。

 

お楽しみでちょっとずつ弾くことにした。

 

そのユーゲントアルバムには、みんなが知っている曲が入っている。

 

「楽しき農夫」だ。

 

タイトルは知らなくとも、おそらく小学校の校内放送で流れたのではなかろうか。

 

ぶどうさんの子供の頃にも流れていた。

 

何の時間に流れていたのか全然思い出せなかったので調べてみたら、現代でも使われているらしい。

 

なぜ採用されているのかは、謎。

 

楽しげで軽快だから?

 

校内放送以外では、黄色い表紙の子供のバイエル下巻にこの曲が出てくる。

 

小学生の頃弾いた記憶はある。

 

弾いてあまり素敵な曲だとは思えなかったので、校内放送とあわせて、いい思い出としては残っていない。

 

ユーゲントアルバムを手に入れても、この曲を弾くつもりは全然なかった。

 

ところが、曲集全体を知るためYoutube番組で演奏を探し、聞いて印象が変わった。

 

なにやら楽しげである。

 

昔弾いたのだし、今でも弾けるのではと思い直し弾いてみたところ。

 

弾けなかった。

 

バイエルに入っている曲なのに、意外や難しい。(へぼいだけ)

 

知っているつもりだったのに、楽譜が新鮮に思えた。

 

そして子供の頃と違う感覚で弾くことになった。

 

記憶の中では、メロディーの合間にチャッチャ、チャッチャと合いの手が入るどんくさい(すみません)イメージの曲で、ガチャガチャした小学校の教室の雰囲気と合わさって古臭くて緩んだ感じがしていた。

 

大したことのない、聞き流していい音楽とでもいうか。

 

実際弾いてみて、そのイメージがかなり変わった。

 

実に50年近く、まちがった解釈をしていたのである。

 

一体どんな耳をしていたのだろう。

 

バイエルを弾いている当時の腕前がひどかったのは確かだが。

 

そういえば、乙女の祈りだとか、ユーモレスクとか、給食や掃除時間になんだかいろいろ流れていた気がする。

 

もう一度聞いて、弾いて、認識を刷新したいものだ。

 

あの頃の耳と、同じか違うか・・。

 

それで成長の具合が分かるかもと、苦笑いするぶどうであった。