こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
昨夜あまりに外が明るいので空を見上げました。
月の光が、秋の澄んだ空気のなかで神々しく輝いていました。
ものすごいパワーだと思ったら、太陽がすごかったんですね・・・。
本日アクロバティックのお話です。
お師匠さんに内緒で新しい曲の譜読みを始めたぶどうさん。
その曲とは、ピアノではド定番の、リストの愛の夢。
内緒の理由は、お許しが出ないだろうと思うから。
お師匠さんが意地悪しているって?
そんなことはない。
人間味あふれる方であり、気難しく厳しい方ではないし、信頼できる人だ。
・・・相手がどう思っているかは知らないけど。
お許しが出ない理由は、ぶどうさんごときでは難しすぎるからであり、効率が悪すぎるのだろう。
もう少ししてからね、ってとこだろうか。
そうは言っても、好奇心は止められない。
譜読みだけはしたいと、この1週間楽譜を眺めては普段の練習の合間にちょこちょこやっている。
ちょこちょこで弾ける曲じゃないけど。
まだ2ページにも達していない譜読みだが、だんだんと不安になってきた。
どうやって弾いたらいいのかわからないところがあるのだ。
なんとかなりそうなところが大半だが、どう考えても弾けないよね?という部分がある。
大抵指が届かないところだ。
ぶどうさんは指が短く、手を最大開いても9度以上は弾けない。
どちらかの手が空いていれば弾ける部分あり、どっちも演奏しているならペダルかアルペジオで何とかつなぐとかやるしかない。
アップライトピアノにはソステヌートはないし、そもそもソステヌートを使うべきなのかもわからない。
わからないなりに弾こうとして、かえって脳内の処理がおいつかず、まともに1小節も弾けない有様。
そんなこんなで、我流でやると歯抜けだったり妙にアクロバティックな愛の夢に仕上がりそうな予感に陥った。
変な癖がついてからお師匠に見せたら、修正がむずかしくなるだろう。
これは・・・白状するしかない?
と思ったが、一通りも譜読みができていないので、その時ではないと判断した。
替わりにと言っては何だが、youtubeで愛の夢の演奏がどんなものかをみてみた。
手の動きを見れるほど譜読みはできていないので、曲のイメージと全体の流れしかわからないが。
何人かの方の演奏を見たら、みなさま軽々と弾いていらっしゃる。
変なアクロバティックな動きは(もともとリストさまの曲ではありますが)なさそうで。
ああ間違っているのかもと、かなり不安になってきた。
また人によって、とある部分の手の取り方が違うのも発見できた。
間違って譜読みをしていたのかと焦ったが、どっちでもいいんだ・・・?
おそらく、みている楽譜が違うのだろう。
愛の夢は奥が深いと、弾く前の譜読みの段階からへこたれているぶどうさん。
まだまだ早すぎる?
それにしても動画のピアニストの方々はなんと素晴らしい演奏なのだろう。
難しい曲を何なく優雅に弾いている姿に感動した。
一方で、大いなる疑問も生じた。
愛の夢を弾いている方の多くは、なぜか目を閉じている。
演奏中は鍵盤でなく曲の世界観をみているのだろうか・・・?
楽譜をガン見して弾いても、もちろん鍵盤は見えないけど、目を閉じて弾くなんてすごすぎる。
それこそアクロバティックと言わずしてなんと言おう。
凡人には到底到達できなさそうな境地にいることだけは確かである。
なんにせよ、リスト先生の曲を弾きこなす人はみなこういう方々なのだろう。
ぶどうさんには曲芸は無理だ。
お師匠さんに怒られ覚悟でやっぱり近い内に相談したほうがいいかなーと考え直し始めたぶどうであった。
追加;ところで、愛の夢の歌詞を検索してみたら想像してたのとずいぶん違って驚愕だった・・。