こんにちは。

 

ぶどうさんです。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

暑いですね。

 

夕立はありがたいですが最近は豪雨になりがちです。

 

出先で遭遇したら、無理せず一時的にやむのを待って、安全に移動してくださいね。

 

本日暗譜の効用のお話です。

 

 

7月の2回目のレッスンに行ったぶどうさん。

 

毎回山登りのような道を汗を拭きだしながら歩いていく。

 

年をとったらバスにでも乗るかなあと、よろよろしてお師匠さん宅につく。

 

レッスンの時間とバスの時間が合わないので、乗っても仕方がないのである。

 

一日の半分くらいエネルギーを使った後、さらにレッスン。

 

もう少し体力をつけなくてはと、毎回思う。

 

それはさておき。

 

7月は終わりが見えてきた。

 

来月は発表会のリハーサルにみなした弾きあい会がある。

 

去年もそのつもりで参加したが、その時は暗譜していた。

 

そう。

 

去年の今頃は曲の暗譜ができていたのだ。

 

4ページの、そんなに繰り返しはなく微妙に部分的に変わっていく曲であったが、何とか覚えた。

 

今年は、まったく同じ繰り返しアリの、正味2ページ半の曲をいまだ覚えていない。

 

1年前は若かったのだろうか。

 

今月の中頃ごろお師匠さんに視奏しますとは言っていたが、それはどうだろうと思いなおし暗譜の努力はした。

 

努力はしたが、どうも難しい。

 

それでも部分的に覚えるようにして、レッスンに臨んだ。

 

お師匠さんの前では緊張する。

 

人前の演奏よりはリラックスしているが、演奏に厳しい方が後ろで無言で圧をかけて座っているので違う緊張が走る。

 

前回よりはちょっとテンポを上げたせいで案の定丁寧ではなかったが、とにかく最後まで弾ききった。

 

ほぼ止まらなかった。

 

演奏自体はあまり褒められる出来ではなかったが、お師匠さんの一言が地味にうれしかった。

 

その一言とは、「だいぶテンポが上がったね」

 

テンポが上がってかつ丁寧に弾けていればいいのだろうけど、ワヤクチャでテンポだけ上がって弾ききったのだから、褒められたものじゃない。

 

普通なら自己嫌悪に陥っているところだ。

 

それでもそのレッスンでテンポを上げるための仮説が証明されたことで、ある考えを改めることにした。

 

ある考えとは、暗譜をしないと言うこと。

 

暗譜をしないとどうしても楽譜に縛られるし、覚えようとしないから楽譜をみてしまいなんとなく音楽がひきづられて行く。

 

暗譜をしていると、少なくとも脳内と体の運動の連携のみでいけるから速い曲程効率がよくきれいに弾ける。

 

つまり暗譜をするとテンポが上がる→暗譜できないと視覚を使ってしまうのでテンポが上がらない、というところにはまり込んでいたと気がついた。

 

暗譜のいいところは他にもあって、聴覚を澄ますことができるのでより音に集中できる。

 

暗譜は見栄だけじゃないんだな。

 

やっとそう思えたので、頑張って覚えようと決意した。

 

ただ、楽譜を閉じて弾くと、何が正解か全然わからなくなってしまう。

 

音が分からなかったりどこを弾いているかもわからなくなり、かえってひどい演奏になってきた。

 

これでは数か月前のひけないレベルと同じである。

 

うーん。

 

でもまあ、いま絶望するのは早すぎる。

 

覚えるだけ覚えて、精神安定剤として楽譜を置いて発表会に臨もう。

 

暗譜は、するべし!

 

今後もできる限り暗譜チャレンジをすることにしよう。

 

発表会が終わったら忘れてもいいが、現在進行形の曲はなるべく覚えて弾けるようになろうと決意したぶどうであった。