こんにちは。

 

ぶどうさんです。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

お昼間も暑くなってきました。

 

贅沢ですがエアコンを始動しました!

 

省エネは大切ですが、健康あってのことです。

 

蒸し暑い時分は汗をかきにくく特に要注意です。

 

無理をせず、ゆるくエアコンをかけ体調を維持なさってください。

 

 

本日たまのお掃除?のお話です。

 

夏至近くなり、お昼間の暑さにやられてきたぶどうさん。

 

午前中はいいとして、午後はもう家を閉め切ってはピアノの練習ができない。

 

ここは・・・。贅沢だけどエアコン始動でしょ!

 

というので、スイッチオン。

 

ところがぶどうさんちの場合、間取りが悪くピアノとエアコンの距離が近い。

 

本当はピアノはエアコンの影響のない場所に置くべきなのだが、どうしようもない。

 

こういう場合は、ピアノが結露しないよう、段階的に温度を下げていく(暖房の場合は逆)といいらしい。

 

それを守り、室温が29度なのにエアコン設定を28.5度にして、ゆるーく冷房を開始した。

 

暑さで頭がやられていたのか、冷房をちょっと入れるだけで気分が楽になった。

 

これからの季節は、エアコンの電気代がもったいないけどこの方式でいくことになる。

 

そういう意味でも、電子ピアノが欲しいものである。

 

ぶどうさんちのピアノは普通のアップライトなので、窓を開け放して弾くことはできない。

 

電子ピアノだと、ヘッドホンをしていれば窓を開けっ放しで弾いてもご近所に迷惑をかけることはない。

 

電子ピアノで電気を使ってはいるけど、省エネだ。

 

なにやら矛盾はあるけれど。


それはさておき。

 

気分がよくなったせいか、練習はサクサクすすんだ。

 

一通りの練習メニューを終えたが、なんだか物足りない。

 

ずっと弾いてみたいと思う曲はあるものの、楽譜を欲しいと思いつつ、まだ購入に至っていない。

 

つまらないと感じているとき、ふと、思い出した曲があった。

 

昨年弾いたフランス組曲5番の、アルマンドだ。

 

ほぼ1年以上前に弾いていたその曲は、昨年の発表会の前から弾くことはなくなった。

 

正直に言うと、1年以上、放置。

 

これは、ぶどうさんの悪い癖である。

 

一所懸命練習して、ある程度弾けるようになって、合格して、それっきり。

 

そういう曲が山ほどある。

 

それっきりにする理由は、ついつい新しい課題に目が行き、それにはまってしまうからだ。

 

でもそれもまた、終わると‥‥放置。

 

復習していないのである。

 

していないと言うか、する余裕がないのだ。

 

そうすると、弾けるようになったかも~という段階から再びゼロに戻り・・・

 

長くピアノを続けていると弾ける曲は増えているはずなのに、現在進行形の曲しか弾けず、それ以外は弾けない曲であり、それが山となるのだ。

 

一体何しているんだろう?

 

時間もお金も無駄にして。

 

自己嫌悪に陥る瞬間である。

 

まあでもそれがぶどうさんなのだ。

 

楽譜をパッと見てサッと弾けるような超人にはなれないと、あきらめがついていい。

 

ピアノを生業にしている人は、ぶどうさんのような間抜けな人はいらっしゃらないだろう。

 

それでも、素人さんのなかには過去弾いた曲を忘れる人もいらしゃるのか、Youtubeでピアノの先生がこんな提案をしていた。

 

過去に弾いた曲を、たまにはお掃除しましょうと。

 

お掃除とは、どうやら見直しのことらしい。

 

全然ピンとこないが、たしかに新しい曲ばかりに気をとられるよりは、過去弾いた曲を見直したほうがいいのは確かだ。

 

レッスンで合格した時点を100としたら、時間が経つにつれ忘却曲線を描いていくのだから。

 

早いうちに見直せば、60-80を維持できるかもしれないし、必要とあらば100まで持っていくために必要な時間は、最初に要するよりは短いだろう。

 

ぶどうさんの場合忘却曲線の指数減少割合が大きくて、短い時間でゼロまでいくけど。

 

だからこそ、この見直しというかお掃除が、怖くてできない面があったのだ。

 

でも。

 

これから新しい曲をバリバリしていけても、やったことを忘れちゃったら残念なことになる。

 

それこそもったいない。

 

ここは怖くても向き合ってお掃除するぞ!と、気合を入れて本棚の楽譜をとりに行った。

 

・・・・

 

案の定、すっかり忘れていた。

 

ただ、ゼロにはなっていなかった。

 

なんとなーく、指がノロノロと楽譜についていった。

 

ぶどうさんの実力なんて、この程度なのである。

 

ただ、一つ、とてもうれしい誤算があった。

 

新しいピアノで弾いたアルマンドは、今まで聞いたことのないアルマンドになったのである。

 

たどたどしく情けない演奏だが、前のピアノとは違う音がそこにあった。

 

ピアノが違うだけの話かと思いきや、そうでもなかった。

 

ピアノを再開したばかりに弾いていたこの曲は、1年以上放置したけれど、そしてほぼ忘れていたけれど鍵盤への指の感触や出る音がとても新鮮だった。

 

この秋2年になろうとしている、ピアノのレッスン。

 

ほぼ毎日、地味に目の前の課題しかこなしてこなかったけど、なんだかちょっぴり進歩していたのかもしれない。

 

亀の歩み、のろまのぶどうさんではあるが、半歩でも欠かさず歩けば、時間がかかってもある地点には到達できるんだろう。

 

たまのお掃除は、曲の維持だけではなく、自分の状況を知るために大切なことだったのかもしれない。

 

出来たことをできなくなった現実にはがっかりするが、勇気を出して、定期的にお掃除をしていこうと思う。

 

さてぶどうさん、アルマンドは何日かかって弾けるようになりますかね。

 

クーラントをもっと速いテンポで弾けるようチャレンジもしてみよう!

 

そうやってまた、新しい楽譜を買う機会を逸していくぶどうであった。