こんにちは。

 

ぶどうさんです。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

朝晩冷えますね。

 

うっかり薄着して腰を痛めてしまいました。

 

寒暖差が激しい季節です。

 

こまめに着るものを調節してお元気にお過ごしください。

 

 

本日グランドピアノのお話です。

 

 

 

終の棲家探しをしているぶどうさんち。

 

まずは土地を見つけて・・・と、熱心に土地情報を見ている。

 

見ているのは、ぶどうさんだけ。

 

夫は全然動かない。

 

それどころか、家の性能や仕様、ハウスメーカー選びなど、無関心だ。

 

躍起になっているのはぶどうさんだけだ。

 

遠距離通勤をして仕事も忙しいから仕方ないとはいえ、これでは家探し家づくりに失敗してしまう。

 

50半ばすぎての戸建購入に失敗は許されない。

 

もう一度はないからだ。

 

それに年齢が上がるにつれ、定年退職が見え始め金銭的な不安が出てくる。

 

焦りは感じているが、半ばあきらめの境地になってきた。

 

夫は当事者意識がないし、お金を出す人が考えないのなら、家の購入はできない。

 

せめて生活の仕方やライフプランを考え合わせて、理想の場所なりを考えてくれればいいのだけれど。

 

家の購入は奥さんが主導で旦那さんは突っつかれてやっと動くがほぼ丸投げ、なんて巷で言われるが、その通りかもと思う。

 

終の棲家を探している訳は、子供がおらず、年老いても何とかギリギリまで二人暮らしできる場所を確保したいからだ。

 

それと。ぶどうさんの野望。

 

一時的になるかもしれないが、グランドピアノを買いたいからだ。

 

そんな腕前がないのは承知だが、どんなにへたくそでも好きなピアノを買って使ってはいけないという理屈はない。

 

人生で欲しいものを手に入れて使う喜びがあってもいい。

 

人によっては高級住宅地の家、ブランド物の服やバッグ、アクセサリー、車、絵画など様々だろう。

 

折角生まれて生きているんだもの、かないそうな夢は叶えたいし、かなえていい。

 

物欲、所有欲、執着、なんとでも言ってくれ!

 

人間心が満たされてハッピーな人が多ければ、世界は平和である。

 

ぶどうさんの場合、欲しいし物がグランドピアノなだけだ。

 

これは、戸建てにしか置けない。

 

マンションで置いている人もいるだろうが、運び込みや防音対策など考えると戸建ての方がいいと判断した。

 

グランドピアノが欲しいなあと思ったのは、実は昨日今日ではない。

 

その憧れは幼少期にはあった。

 

弾くことよりはピアノの美しさにうっとりした。

 

幸い才能はなく努力もしなかったため早々にピアノはあきらめたが、30台になってから再びピアノを始めた。

 

そのときは電子ピアノであったが、ピアノを始めてすぐ、上達してグランドピアノをいつか買うぞと心に決めた。

 

ツェルニー100番をやっている分際でスタインウェイのショールームを見に行ったこともある。

 

残念ながらその後ピアノをやめてしまったので、そこでグランドピアノの夢はついえてしまった。

 

あの時やめていなかったら、グランドピアノを買う環境を整え、弾いていたんだろうか。

 

すっかり忘れ去っていた、いや、葬り去っていたグランドピアノへの思い。

 

ピアノを再再開し、還暦が見えてきた今、人生は限りあるものだと思い始めた。

 

残念ながらもう、人生で弾ける曲数に限りがあり、弾ける曲のレベルにも限りがある。

 

上達してから、なんてアホなことを考えてはいられない。

 

お金は工面できる範囲の欲しいものを買い、使って人生を豊かにした方が死ぬときに後悔がない。

 

ぶどうさん、もう50半ば。

 

グランドピアノを今すぐ買えたとしても、40年も弾けないかもしれない。

 

プロが40年だと弾き潰すかもしれないが、しょせん素人なので、ピアノ自体は保つだろう。

 

人間の方が、40年もつか、あやしい(笑)

 

でも楽しみがあれば、40年は元気に過ごしていけるかもしれない。

 

・・・ということは、100歳近くまでグランドピアノが置ける家で暮らすってことになるのか。

 

やっぱり、終の棲家は慎重に選ばなければ。

 

家も人間も長持ちするよう、場所を選び、良い家を作ろうと決意したぶどうであった。