こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
お久しぶりです。
あっという間に4月ですね。
右往左往している間に桜が咲き、散っていっている・・・。
時間とは水のように容赦なく流れていきますね。
気を取り直し、仕切り直しで頑張ります。
素敵な午後をお過ごしください。
本日転ばぬ先の。のお話です。
年明けの調律で調子が悪くなっているのが判明したぶどうさんのピアノ。
そろそろ50年ものである。
3月中に七転八倒悩みに悩んで出した結論は。
買い替えかつ今のピアノを手放すことにした。
すでにピアノはお願いしている。
が。
一体いつ来るのか全然わからない。
まだ契約をしていない。
お金をいくら払うかわからない。(オイオイ)
というので、何を買ったか、買うまでの話はいつかまた出来たらと思う。
選んだのは、小さめアップライトピアノである。
なぜ小さいのか。
その理由は「家に入らないから」
非常に悲しいのであるが、大事なピアノ選びがそんなバカバカしいことで決定されてしまった。
チーン。
今のピアノが最大の大きさで、高さがそれ以下でないと廊下を通らないのである。
もちろん建具類を外せばもう少し大きいものを入れられる。
しかしそれによって壁や天井に傷がついては困る。
補償問題は面倒なので、泣く泣くほしいピアノを諦めた。
(今の家にはグランドピアノは絶対に入らないということも確定したので、中古のグランドの夢も消えた。)
なんとか安全に入るサイズのアップライトピアノ。
50年ぶりの、自分では初のピアノ購入がこんなことになるとは予想だにしなかった。
その後の予定では終の棲家を得た後グランドピアノを買い、老後手放して小さなアップライトピアノを購入するはずだったのだが。
30年以上巻いて小さなアップライトピアノを手にすることになった(トホホ)
とはいえ、ピアノは実用品であって一生ものではないともいう。
もしかしてまた買い替える時がくるかもしれない。
音大生じゃあるまいし弾きつぶすことはないだろうから、どんなタイミングかは今はわからないけれど。
だから今は新しいピアノをどう育てるかだけを考えたらいいと、気持ちを切り替えた。
もっと心惹かれるピアノに出会うよう精進することにした。
今年に入ってからのピアノの不調騒動では、いろんな教訓があった。
あったというか、ありすぎた。
詳細は言えないようなことも、いろいろと。
ここで言えそうなことだけにとどめることにするが、その一つが、何でも準備が必要ということだ。
何も起こっていないときに何かの準備をするのは難しい。
なにか起こったら、すぐに行動を起こしたほうがいいということを学んだ。
ピアノ購入の失敗のひとつはそこにあると思う。
1月にピアノが不調になり、買い替えをすすめられていたのにすぐに行動を起こさなかったからだ。
どうせ消音で弾くのだからしばらくは大丈夫だろうというのと、現実を見たくなかったせいで初動が遅れた。
今のピアノを手放すことに対し抵抗があったのだ。
相変らずの先延ばし癖も災いした。
1月、2月をのほほんと過ごし、3月になってやっと偵察にいくもまだ何の下調べもしていなかった。
3月半ばになり何気なくピアノメーカーのHPをみたところ、2大メーカーで値上げの告知があるではないか。
Y社はすでに値上げ済、K社は4月に値上げ。
聞けば、毎年ピアノの値段が上がっているらしい。
いろんなメーカーのピアノをみると、今年どころか去年秋に値上げしたメーカーがぞろぞろ出てくる。
なんたること!
この期に及んでやっとエンジンをふかしたが、時すでに遅し。
そもそも自分の人生でアップライトピアノを買い替えるなんて想定外だった。
ピアノの機種やグレード、音色や傾向など知識ゼロなのに、数10年単位で使う、○十万円のものを短い期間で検討して買わねばならなくなった。
優柔不断なため、買い替えはあきらめて修理をしようかと何度も思い直しもした。
しかし修理にしても十万単位でお金が必要で、せっかく修理した50年物のピアノはその後ごみになってしまうと思えば、お金をどぶに捨てるようなものだ。
最後まで修理と買い替えで苦しみぬいたが、買い替えという結論を出した。
ぶどうさんのピアノは人生の中で選択の余地なくやってきて、何の疑問ももたず50年ほど所有し、人生終わりまで一緒に過ごすものと思ってきたが。
自らの意思で手放して、新しいピアノを迎えることにした。
こんな日がくるとは(まだ来てないけど)思いもよらなかった。
なにかを手にしたからには手放す時が来る。
そのあと違うものを迎え入れるのか、まったくフリーになるのかはわからないが、それを想定しておくというのは大事なことだと思った。
転ばぬ先の杖。
用意するのは、ものではなく心構え、心の準備。
3ヶ月にわたる騒動は4月まで持ち越し、今もプチ奮闘中だ。
来月までにはひと段落つけるといいなと思うぶどうであった。