こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
バレンタインデーにチョコではなくぜんざいを作りました。
・・小豆消費したかったもので・・・
同じような色だからセーフでしょ(笑)
本日どこに向かうのお話です。
今年に入りピアノ仲間の会に2回参加したぶどうさん。
集まった仲間はつながりはあるものの、まったく同じではない。
一つはピアノ教室関係、もう一つが地域の弾きあい会だ。
会の主旨はそれぞれ異なる。
集まって課題や弾きたい曲を披露しセッションするお楽しみ会と、人前で緊張して弾く会だ。
どちらにも共通して参加した人はいるが、後者のほうがより幅広い年齢層と背景の人が集まっている。
ほとんどが初心者ではなく、独学でも数年、習っている方は中上級者ばかりである。
どちらにも続けて参加していると、だんだん見えてくるものがある。
ピアノに対する思いや姿勢は様々だなあということだ。
皆さん勉強熱心で、前回と同じ曲を持ってこられる方はほぼなく、常に前進していらっしゃる。
同じ曲を弾くにしても前回よりブラッシュアップされているのを聞くと、ああ、練習されたのだなあと感心する。
そのあと演奏が下手だったという自己嫌悪より、自分のあり方を振り返った。
自分はどこに向かいたいのだろう、と。
すでに50半ばでアラカンが見えてきた今日この頃。
20台や30台の方の演奏を見る度、再開するには遅かったなあと思う。
この方たちはこれからもっとたくさんの素晴らしい曲を経験できる時間がある。
正直うらやましい。やめてしまった自分が悔やまれる。
しかし、中には定年過ぎてから習い始めた方もいらっしゃる。
または若い頃からずっと弾き続け、60超えて余裕ができ毎回パワーアップしている方もいらっしゃる。
そういう方々は、好きな作曲家の、好きな曲をバリバリ練習して本番に臨まれる。
しかもかなりの大曲だ。
数年後60超えてこんなパワーがあるのかどうか、自信がなくなる。
いや、このままのペースではそれらの大曲にたどり着く前にタイムアウトになりそうだ。
なんだか、ちょっと困ってしまった。
2つのピアノ仲間の会に参加した後、自分がどうしたいのか改めて向き合うことにした。
そして2月のレッスンを迎え、相変わらずの出来の課題を重い心で持って行った。
ハノン、ツェルニー、バッハ、シューマン。
やり始めて長いのに、案の定一つも丸をもらうことはなかった。
でもちょっと踏ん切りがついた気がした。
焦って急いで積み残しをするのはやめようと。
一つ一つ向き合って、クリアしていこう。
そう思えたのは、お師匠さんが熱心に指導なさってくださったからだ。
何か残して先に進んでも、同じことで躓けば転ぶか足踏みする。
基礎をしっかり固めよう。
それに、この年齢で数年後大曲を弾いたり超絶技巧の曲を弾けるとは考えにくい。
それよりは、簡単でもいいから素敵な曲を素敵に弾けるようにしたい。
自分のために弾くときはピアノと歌い、気持ちに寄り添えるように。
人前で弾くときはピアノで歌い、聞いている人にピアノの音と曲の美しさが伝わるように。
誰かに自慢できるほど難しい曲を弾けるわけではないし、そうなる予定はほぼないので、いまさら無理する必要はないのかもしれない。
焦らず急がずまじめにハノンとツェルニー30番頑張ろう!
もう一度、ピアノを何のために弾きたいのか、考え直す機会を与えてくれたピアノ仲間たち。
一人では気づこうとしなかったが、他者がいることで向かう道が見えてきた。
人は一人ではいけないと言うが、ピアノも他者と関わることで見えてくるものがあると知った。
無理しないとは言っても、一所懸命練習して、たまに野望(!)を抱くことも忘れないようにしよう。
人によってピアノを弾く理由や方向性はさまざまだろう。
自分なりの答えをそれぞれのステージで見つけて、人生を豊かにしていこうと思うぶどうであった。