こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
今朝は冷えましたね。
1月最後の日となりました。
もうすぐ立春です。
希望をもって、心ゆるやかに過ごしましょう。
本日並ってこと。のお話です。
午前中歯医者にいったぶどうさん。
昨年の秋からずっと歯医者通いをしている。
出不精なので、どこかに出かけるとなると前日からどんよりとなる。
しかし、この頃気が付いた。
歯医者に行くのは大変だけど、基本的になにか準備することがないし、行けば他力で治療が行われる。
口あけているだけ、お金払うだけ。
朝練必須のピアノのレッスンよりずっと楽ちんである。
それでも朝起きてから一通り家事を済ませてからの徒歩移動なので、体は疲れているらしい。
ヤレヤレと待合室で腰を下ろし、時間通りにお呼びがかかって診察台に座ると。
途端に眠気が押し寄せてくる。
歯医者さんはとても上品かつ癒しモード全開な方で、緊張しいのぶどうさんでも安心できる。
丁寧なお仕事をなさるのでありがたい限りだが、もう、眠気との闘いだ。
ああ眠いのバレているよなあと思うも、瞼が重くて仕方がない。
白目向いてるんじゃなかろうかと、毎回かなり恥ずかしい思いをしてしまう。
この歯医者さんにお世話になり3年ほど経つ。
引っ越して新しい歯医者さんを探していた時偶然目に留まり、お世話になることにした。
縁とは不思議なものだ。
歯医者さんといえば歯を治療するところではあるが、その歯医者さんはいろんな活動をなさっているようだ。
歯は老若問わず食や健康、成長や老化に関係することなので、総合的にアプローチなさっているようだ。
そのせいか、歯医者さんの待合室には歯に関するもの以外にもいろんものが置いてある。
見慣れたつもりだったが、台の上にとあるものを発見した。
見覚えのあるそれは、握力計だった。
握力計は、高校生くらいまで毎年体力テストで使った記憶がある。
形はあの頃のまま。
ただ握ってメモリを動かす、アナログな、あれ。
握力計は時代とともに進化しているわけではないらしい。
懐かしいのと、少々の不安が頭をよぎったので、測ることにした。
右:27.5
左:26
あら、まあまあある方だわと思い安心したのも束の間、握力に関するポスターを見た瞬間顔が曇った。
男女、年齢別の値をグラフに表したポスターをみていくと~。
その値は、55~59歳の平均値だったからである。
まさにドンピシャり。
並、なのである。
調べてみると50歳ころから握力は下がり始め、今下降中の、その時ということだ。
並だったことにホッとするとともに、がっかりもした。
ホッとしたのは人並みだったから。
がっかりしたのは、ピアノを弾いていても握力はついていなかったからである。
これは測る前の少々の不安と関係するが、20年ほど前、とある人から
「私はピアノを弾いているから手の力が結構あるのよ」
と言われたことがある。
そのころは、ぶどうさんはまだ30台。
ふーん、そうなんだ、と思っただけだった。
年をとったら手の力がなくなるのかな?くらいの感想だ。
思えば、その方は当時ギリギリ50台。
今のぶどうさんと同じ世代だったわけだ。
ピアノをずっと弾いているから、手の力があったのだろうか。
それならぶどうさんにもあるはずだけど、1年ちょっとでは力はつかないもんなのかもしれない?
昔のことなのでどんな場面の会話だったか思い出せないし、それが握力の話だったかもわからないけど、なんとなく、その方を思い出した。
なんにせよ。
並。
良くも悪くも並なのだ。
ピアノを弾いている時、和音がつかみきれなかったり、なんとなく形が保てなかったりするのは、手の力が弱いせいかもと思っていたが。
年齢による衰えだろうか。
意外なことに、握力のピークは男性30台に対し女性の場合40台である。
若い頃の握力がどれくらいだったかなんて、全然思い出せない。
もう比べようはないけれど、並よりは衰えないよう、定期的に歯医者さんでチェックしていこうと思う。
歯医者で握力チェックなんて変だけど。
ところで。
何で歯医者さんに握力計があったのかって?
実は理由がわからない。
測った後すぐお呼びがかかったので、慌てて握力計を置いてそのままになってしまった。
次の歯医者さんの時、確かめよう。
歯と握力。
何の関係があるのか興味深い。
歯医者さんに行く理由がもう一つ増えて、良かったかもと思うぶどうであった。