こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
今日は仕事納めでしょうか。
一年間お疲れ様でした。
年内いっぱいお仕事の方、ありがとうございます。
あと一息ですね。
みなさま良いお年をお迎えください。
本日ピアノ納めのお話です。
年内のピアノのレッスンが終了したぶどうさん。
レッスン再開して、1年と3カ月。
練習して、レッスンに通った自分を褒めたい。
上達したかどうかは、まあ、おいておこう。
最終日にはお師匠さまから、スタンプでいっぱいになった今年分の月謝袋と、来年の分を渡された。
時間とお金と情熱の証拠品である月謝袋ではあるが、過去の月謝袋をためる趣味はないので、今年の分はすぐにポイしようと思う。
あっても何の意味もない。
最後のレッスンだったが、合格をもらったのは1曲だけ。
お約束だった、シューマンの「気まぐれ」のみ。
来月から新しい曲を始めるので、12月のレッスンで終わりにする予定だったから既定路線。
「気まぐれ」は結局4カ月もかかってしまった。
しかも、合格ラインではない。
もっと早く仕上げたかったが、こんなに時間がかかってしまった。
これでは、1年に最大3曲しかこなせそうもないことにがっかりした。
そんななか、来年の秋の発表会の曲を決める話がでてきた。
早い人はもう決めて1月からレッスンに入るらしい。
1月から8ヶ月も同じ曲をするとなると・・・さらにこなす曲が少なくなる。
人生の時間は有限だ。
あと30年弾けるとして、60曲から90曲Maxになる。
譜読みが極端に遅く、一通り弾けるようになるには時間がかかるので、90曲ということはないだろう。
今度の発表会は、レベルをうんと下げて負担のないものにしようかと考えていたが、8ヶ月もそれをするとなると違う焦りが出てきた。
却って悩みの沼でおぼれそうである。
レッスンのあと発表会の曲を何にするか相談したが、決められなかった。
例の「ショパン」だが、きれいだけどあまりに短すぎて、適当ではないということになった。
お師匠としては、レベルにあった、弾きたい曲を弾けばいいという方針なので、選曲の強制はない。
ところがぶどうさんは、レベルにあった、弾きたい曲というのが分からない。
いや、まずもって弾きたい曲というのがあまりない。
究極に弾いてみたい曲はあるが、それはまだまだ先だ。
で、振出しに戻ってしまい。
自宅に帰って、手持ちの楽譜をパラパラとめくってみた。
以前ピアノは捨てるつもりだったので、楽譜はかなり断捨離しており、手持ちは少ない。
捨てられない楽譜は、まっさらなものがあれば、数曲弾いているものもある。
恐ろしいことに、弾いたことさえ忘れていたものがかなりあった。
以前ピアノを習ったのは、多分5~6年間だ。
その間に意外やたくさん弾いたことに驚いた。
なんでこんなにこなしたのか、わからない。
今と違って毎週通っていたのはあるが、こんなに弾けた理由は、上手だったからではない。
発表会をしない先生だったからだ。
発表会はなかったけど、数年はステ○プに参加していた。
これが地味に嫌だった。
時間をとられるからだ。
あの時は、どんどん前に進みたかったし、いろんな曲を弾いていきたかった。
今も・・その傾向はあまり変わらない。
ただ、年齢を重ねて、理解と実行力が極端に落ちたので牛歩となり先に進めなくなった。
今になってちょっとだけ、ピアノをやめた空白の時間があったことを後悔するが、すぐにそれでよかったんだと思いなおすことにしている。
時間は戻らない。
50半ばでピアノを再開して、目指す先は以前以上に到達点が低くなった。
低くせざるを得ない?
それでもそこがどこなのか、わからない。
弾きたい曲を弾ければいいのか、いろんな曲を楽しめるようになりたいのか。
他者と共有したいのか自分だけの愉しみなのか。
そこを決めなければ、道のりが違う気がする。
だから、今度の発表会は。
無理して弾きたい曲を弾く?
レベルを下げるか、合わせて無難に済ませる?
どちらにしても、心穏やかになれない、変な焦りを感じてしまう。
それにしても自分はいったいピアノでどこに向かいたいんだろう。
何者にもなれないし、何かができる訳ではないと知っている、ぶどうさんとピアノの関係。
プロ以外の世の中の人にとってはただの習い事、愉しみとなるピアノ。
はたから見ればお笑い草だが、なんだかややこしい、途方もないことになったなあと、困惑する年の締めくくりとなった。
迷いは人間だからできることとして、楽しまなくちゃ?
まだ答えは当分見つかりそうにない。
そうこうしているうちに、また一つ年が終わる。
お正月に、気持ちを新たにして曲探しをしようと思うぶどうであった。