こんにちは。
ぶどうさんです。
突然歯の痛みになやまされました。
メンテナンスにいったばかりなのにと、意気消沈。
年齢を重ねるといろんなことがイレギュラーに起きるんですね。
それらと付き合うことも、人生の中にいれておかないとと、思いました。
1週間お疲れ様でした。
素敵な週末をおすごしくださいませ。
本日、寝押しと~のお話です。
ぶどうさんは田舎に住んでいる。
田舎ゆえか、付近の学校の制服はいまだプリーツスカートが主流である。
昔からの古いタイプから、新しいかわいらしいものまでさまざまだが、女の子はプリーツスカートが多い。
ぶどうさんは、どっちかというと古臭い制服がすきだ。
可愛い制服が人気で、女の子はそれを着たいと思う気持ちはわかる。
でも制服って、伝統を着るものでもあるので、古臭いものだとそこそこ歴史のある学校ってことになる。
年をとらなきゃわからなかった視点だ。
もし今子供で、自分が着る・・となれば、新しいかわいいのがいいと思ったに違いない。
オバチャンのエゴだよ、ごめんね~若い人。
ところで、プリーツスカートはいいけれど、たまにヒダが取れて丸っこいまま着ている子が気になる。
今どきの制服は、最新の加工がされているとかで、ヒダが取れにくいとは聞いている。
それでも丸っこくなるんだね~と、昔プリーツスカートを履いていたオバチャンは思う。
あの子、寝押ししてないんだろうなあという目で見るのだが。
おそらくあの子の親も寝押しなんかしていないのかもしれない。
中高生の親であれば、ほとんどがぶどうさんよりはかなり年下の世代だ。
その世代に、寝押しがあったのかどうか。
それというのも、寝押しをするには、新聞紙と布団がいる。
新聞はあったにせよ、布団を敷いて寝ている世代だったかどうか・・・。
そして、現代は新聞離れが進んでいるし、今の中高生だとほとんどがベッドだろうと思うと、寝押しなんてできないだろう。
ぶどうさんが中高生の頃は、制服はもちろんプリーツスカートだった。
毎晩寝押しをしているのが当たり前だったし、さぼれば一発でそれが分かって格好が悪い。
寝押しなんて面倒くさいからアイロンをかければいいと思われるかもしれない。
しかしアイロンのほうがはるかに面倒くさい。
なにより、アイロンをかけすぎると、生地がテカテカになってしまい、さらに格好悪いことになる。
昔と今では生地さえ違っているのか・・・そこはわからないが、立ち座りの擦れるだけでテカテカになる生地だったので、アイロンの摩擦はご法度※だった。
クリーニングに出したときにアイロンがかかってくるので、それを大事にして毎晩寝押しをしたのである。
ある意味エコな、いや、涙ぐましい、ティーンエイジャーの努力ともいえるこの行為、いったい何の意味があったのだろう。
今思えば、おしゃれというより身なりを正すことであり、学びの装いをするための儀式でもあったのかもしれない。
最も大きな動機は、「格好悪い女子」「だらしない女子」という評価を下されないため・・・だけれど、そんな動機でもやり続けたことに意義があったと思う。
変なところで見栄っ張りかも(笑)
制服の6年間、毎日布団の下で重圧を受けていたスカートは、テカテカになることなく役目を終えたのをみると、寝押しは威力抜群だったようだ。
制服に着替えるのは、布団をあげた後にすぐにできるので、ある意味合理的だった。
それに、冬はほんのりあったかかったような・・・?
たぶん死語になったであろう、寝押し。
古き良き日本のエコで合理的なこの方法。
布団派の中高生の皆さん、是非ご活用あれ。
※(アイロンがけは裏からかけたりあて布をすると大丈夫かもしれませんが、やらなかったので、言及は避けます)