こんにちは。

 

ぶどうさんです。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

干した洗濯物を裏返したら。

 

突然大きな蝉が飛び立ちました。

 

その後。

 

ベランダの溝で死んだふり。

 

何の意味があるのでしょう???

 

蝉の心はわからないぶどうさんでした。

 

蒸し暑いですね。お元気にお過ごしください。

 

本日、暗譜のお話です。

 

 

7月のレッスンはとうに終わり、発表会まであと2回を残すところとなった。

 

発表会は9月上旬。

 

あと1ヶ月ちょいだ。

 

4月から見ていただいた曲は、楽譜を見てなんとか指定速度以下でよろよろと弾けるようになった。

 

力強く速い曲調とは正反対の、よろよろ演奏。

 

(え?曲は何って?シューマンの飛翔ですよ・・)

 

指定速度以下なのは、ご愛敬。

 

部分練習しすぎて、簡単なところはかなり速く、難しいところはかなり遅くしか弾けない。

 

曲がバラバラ空中分解したため、結果難しいところに速度を合わせざるを得なかった。

 

まあでも全体弾けるようになったのは、良かったとしよう。

 

聞いている人は、何を聞かされているかわからない!となるかもしれないが。

 

初発表会だもの、許してください。

 

ここまで4カ月。

 

4カ月も同じ曲を弾いている。(正確には譜読みから5ヶ月)

 

でも覚えられない。

 

とうとう今月最後のレッスンでお師匠さんに「見て弾く!」宣言までしてきた。

 

ああ、格好悪い。

 

譜読みの段階から暗譜を意識しながら音を拾ったはずなのに、まったく覚えられないのが不思議である。

 

楽譜は6ページ、演奏時間は3分(ぶどうさんは5分はかかるだろう)なのに、頭に入らない。

 

幸いこの曲は、譜めくり箇所に恵まれており、片手が開いているときにページをめくれる。

 

だから誰の助けもいらない。

 

なんだけど。

 

教室の発表会には、子供から大人までいろんな人が出る。

 

たぶん楽譜見る人って、ぶどうさんくらいになるんじゃ?

 

弾けないよりマシと、ひとりあえず覚悟を決めたのだが。

 

4日ほど前、ふと譜面台に楽譜を置かずに、ゆっくりとさらってみることにしたら。

 

あら不思議。

 

突然、弾けてしまった。

 

正確には、あちこちわからなくなってしまい、鍵盤で音を探しまくり、同じ場所をグルグルしちゃったのだけど。

 

やれば、できるじゃん?

 

と、少しばかりうれしくなった。

 

これはいけるかもと、楽観視したくはなったものの、困ったことが起こった。

 

毎回、同じ場所でひっかかる。

 

同じ音を、忘れる。

 

すると・・・総崩れになり、境のところまでもどって弾き直し。

 

その後楽譜を確認するも、それを忘れる。

 

1カ所ならいいが、数カ所ある。

 

また、弾けている部分でも、正確に音を覚えていないので指使いが変わったり手の使い方が変わると、途端にわからなくなる。

 

ここまで書くと、ピンと来られる方もいらっしゃるかと。

 

そう、ぶどうさんは、音で覚えているのではなく、体の運動で覚えてしまっているのだ。

 

短い曲や単純な曲はそれでいいかもしれないけど、複雑になると、途端に暗譜できないとなるパターン。

 

また、ややこしいことに、鍵盤を見ながら弾くことができないのである。

 

楽譜を見ながら弾けないというのはわかるけど、鍵盤を見て弾けないって、変よね?

 

鍵盤を見てると、なんでしたっけ~???と、余計わからなくなる。

 

仕方がないので、毎回ひっかかるところを1つずつつぶそうと部分練習にはげむと、

 

ある種のゲシュタルト崩壊みたいなことが起こってしまう。

 

すると全体が分からなくなるという恐ろしいことが起こる。

 

このとき、ピアノは、なんとなく弾けるものではないことを思い知る。


司令塔の脳がしっかりしつつ、無意識の領域にまで意識を飛ばしながら体を操り、かつ体も意思を持ちピアノと対話する・・・。

 

何たる奥深さ。

 

無力感満載。

 

ほんとにこれで、いけるんだろうか。

 

とりあえず、泣き言を言っては何事も始まらない。

 

チャレンジチャレンジ。

 

来月のレッスンで、暗譜でやってみようと決めた。

 

そして、来月弾きあい会がある。

 

みなさまにはお耳汚しで申し訳ないが、リハーサルと割り切って、暗譜チャレンジをしてみようと思う。

 

あと1ヶ月あるんだから、何とかなる。

 

何とかしよう。

 

50台半ば、マダムを標榜するただのオバチャンなぶどうさん。

 

ピアノを再再開し、初めての発表会にむけ真剣に取り組んでいる。

 

人生遅すぎることはない。

 

100歳までがんばるぞ。

 

みなさまも、なんでもいいので、御一緒に♪