こんにちは。

 

ぶどうさんです。

 

ご訪問ありがとうございます。

 

21日は夏至ですね。

 

夏さえまだなのに、ああ、また冬が来る・・・と、どんより。

 

気が早すぎる!

 

この夏、しっかり楽しみましょう。

 

 

本日、困惑したお話です。

 

 

おこもり生活で、今まで見ることがなかったYoutubeにはまって、はや2年ほど。

 

見る番組はちょっとずつ変わってきているが、基本は身の回りの生活に関することばかり。

 

娯楽や教育系よりは、生活に直結した、すぐお役立ちしそうなもののほうが好きだ。

 

いろんな方のお知恵をいただいて、ふーん、なるほどー、と、ちょっと賢くなった気がしていた。

 

こういった情報は、しかし注意しないといけない。

 

鵜呑みにしない、というのが鉄則だ。

 

まず取り入れてはいけないものがあるし、取り入れて篩(ふるい)にかけなければならないものもある。

 

大体が良い情報であるが、試したけどいまいちだったりすることもある。

 

最近の失敗がちょっと手痛かったので、この場でお知らせする。

 

(Youtubeチャンネルに問題があったわけではありません)

 

しばらく前にアップライトピアノの蓋を開けて弾くお話をした。

 

youtubeのチャンネルで、グランドだけでなくアップライトもふたを開けて弾いたらいいとのことだったので、試してみた。

 

その後→→→大失敗へとつながってしまったのである。

 

断っておくが、蓋を開けて弾いたことが失敗ではない。

 

また、調べてみるとアップライトの蓋を開けるのは悪いことではない、むしろ勧めている人もいた。

 

しかし、大失敗の結果、お世話になっている調律師さんから

 

あんまり蓋を開けないでください。

 

と言われてしまったのだ。

 

おっしゃることは、わかる。

 

あけちゃったが故に、やらかしたから。

 

でも。

 

この言葉は違和感でしかない。

 

自分の所有する楽器の、蓋を開けられないなんて?!と。

 

ピアノって、特殊な持ち物だと、不思議に思ってしまった。

 

ところで、何が失敗だったかというと。

 

ある一つのハンマーが、戻らなくなってしまったのだ。

 

途中ひっかかって戻らない。

 

強く鍵盤を弾くと戻るが、弱く弾くと戻らない。

 

原因は、掃除。

 

実は、蓋を開け、中を見て、あまりの汚さにびっくり仰天。

 

ハンマーフェルトが茶色になっているし、全体に古くて薄汚れた感じなのだ。

 

においも気になる。

 

おまけに黒い、蜘蛛の糞?みたいなものがいくつが落ちているのが見えたのである。

 

ピアノを放置していた期間は、長い。

 

その間そのまま引っ越しで持ち回った。

 

北国では湿度が高く、家の内外に蜘蛛がたくさんいた。

 

西の国に戻ってさえ、持ち帰った蜘蛛に悩まされていたし。

 

もしやピアノに蜘蛛でも入り込んでいて、生き永らえて中を汚したのだろうか??

 

で、そのまま????

 

でも調律は前回冬に来てもらっている。

 

その前も。

 

同じ人に三回は来てもらっている。

 

それなのに、この汚さ????

 

それとも。冬から梅雨までの間に蜘蛛でも入ったのか。

 

あんまり見てないけど。

 

と、頭の中をハテナが駆け巡り、とにかく掃除しなくては、と駆り立てられたぶどうさん。

 

ハンディモップを突っ込み、掃除機のヘッドも入れて吸い取った。

 

ちょっとは、マシになったかも。

 

ああ、しかし。

 

ピアノの中を掃除したい!ピカピカにしたい!

 

不満はくすぶりはじめたが、出来るのはこれくらい。

 

それで良しとした。

 

その後。

 

蓋を開けてハンマーの溝と戻りを確認するために鍵盤を88鍵押してみたところ。

 

一音だけ、戻らない。

 

よく見ると、高音域に行く途中のピンが若干傾いている。

 

これのせいかしら?

 

と真っすぐに修正したところ。

 

違う音が戻らなくなった。

 

おまけに変な共鳴が聞こえ始めた。

 

まずい。

 

まず過ぎる。

 

モップを突っ込んで、当たったのだろうか?

 

それともピンを修正したのが悪かったのか。

 

冷や汗。

 

仕方なく調律師さんに電話したところ、様子を見てくださいとのことだった。

 

今半端なく湿度が高く、もしかしたらそのせいかもしれないと。

 

実際、冬の調律の時ハンマーが戻らないものがあった。ガタついたところもあった。

 

その時猛省したので、おかしなことがあればすぐに連絡しようと決めていて、実行したら・・・。

 

 

あんまり蓋は開けないでね。と。

 

うーん。

 

蓋開けたの、そんなに悪かったの?

 

鵜呑みにするなと言いつつ、他人の話を鵜呑みにし過ぎたんだろうか。

 

そして本当に、自分の楽器の、蓋を開けてはいけないんだろうか。

 

なんだかよくわからなくなった。

 

まあでも、一応悪くない情報と判断し、いいことと思ってやらかした失敗は、仕方ない。

 

まだまだ、半人前だね。

 

だから、今回は大失敗。

 

情報戦争の今の世の中で信じるか信じないかは、そしてその責任も自分次第。

 

それによって二方面で困惑はしたけど、いい勉強になった。

 

それよりも。

 

中を覗き見たことで、ピアノの汚さがすごく嫌になったので、やっぱり何とかしたいなと思うようになってきた。

 

秋に発表会が終わったら、ちょっと考えようかと思う。

 

人生100年時代。年をとってもピアノを弾いていたい。

 

最後まで手元に残すのは、おそらく小さなピアノだろう。

 

50歳近くのピアノ。そろそろなんとかしないと。

 

リニューアルピアノが20万ちょいで買えるらしいが、思い切って今のピアノを改造しようかと模索し始めたぶどうであった。