こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
お天気が目まぐるしく変わりますね。
天気予報をみて、必要であれば傘を忘れずお持ちくださいね。
お元気にお過ごしくださいませ。
本日、趣味がない、のお話です。
マドレーヌがなくなったので、朝っぱらからパウンドケーキを焼いたぶどうさん。
しばらくやめていたお菓子作りを再び始めてしまったと思いながら。
お菓子作りは、好きではある
簡単なお菓子は小学生の頃に作ったことがある。
テレビで話題の天才小学生がケーキを焼くなんてよくやるが、そんなレベルではない。
クッキーやマドレーヌなどを子供の気まぐれで見様見真似で作った、そんな代物だ。
味は・・・うーん、多分おいしくなかったと思う。
母がお菓子を作っていたので、材料も、器具も家にあったからチャレンジしたというか。
作るよりは、お菓子の本を眺めて妄想する時間のほうが多かった。
お菓子を作るよりは、本を見るのが好きだっただけかもしれない。
長じてから自己流に試行錯誤しながら、お菓子を作ってきた。
その間いろんな本や道具、型を買いそろえたが、相変わらずの素人菓子しか作っていない。
工程がいくつにも及ぶようなものは面倒なので、たいてい焼くだけ、混ぜるだけの、単純なものばかり。
何しろ面倒くさがり屋なのだ。
そのうち、面倒くさくなってお菓子作りをしなくなった。
たまに気まぐれか、リクエストされたときに作るだけ。
お菓子は買うものになった。
でも、それでいいと思う。
家をスッキリさせたいし、使っていないもの、特にキッチングッズは手放す決心がつきかけた折、ケーキ屋さんに行った。
昨今の事情で、ケーキも、焼き菓子も値上がりしていた。
自分でも作れそうな(味ではなく、見た目だけ)ものが、びっくりお値段であった。
それが心に残っていたのだろう。
ここ数ヶ月マドレーヌを食べたいと思っていたのと、家にある材料でできるので久しぶりに焼くことにした。
数回しか使っていないシェル型を引っ張り出し、捨てずによかったなあと思ったとき、ふとよぎるものがあった。
お菓子作りって、好きなことなんだろうか?
確かに昔は好きなことだったかもしれないが、今となってはどうだろう。
どちらかというと、ただのおやつ作りであって、食事作りとおなじ暮らしの一部でしかない。
食べたいから、必要だから作りましたー→食べましたー→なくなりましたー、みたいな。
お菓子作りは一般的には趣味と言えるのだろうけど、今のぶどうさんにとっては、そういうわけではない。
趣味とは、調べてみると「好きなこと、興味ある事」であって、「特技や娯楽」とは違うらしい。
となれば、ぶどうさんにとってお菓子作りは趣味ではない。
こうも趣味にこだわる理由は、ご近所さんにご趣味はなんですかと聞かれたことによる。
実はその時、心にいろいろとよぎるものはあったが、答えられなかった。
まず最初に浮かんだのが、ピアノだ。
けれど集合住宅に住んでいて、趣味がピアノですなんてちょっと言えない。
おまけに、ピアノを自在に弾けるわけではないし、なによりピアノを弾く心持というのが、他の人とはちょっと違っている。
あまり得意ではないことをわざわざ自身の前進のためにひたすら頑張っているという状態なのだから、趣味というより、修行だね・・・。
だからピアノは趣味ではない。
次に浮かんだのが、お菓子やパン作りなのだけど、どちらも実用のみの暮らしの一部なので、やはり趣味ではない。
小説を読むのも映画を見るのも好きではないし、運動もしない。
語学学習なんてしないし、音楽鑑賞もしない。
美術なんてさっぱりわからないので、まったく興味がない。
・・・・・・・・・・・・
おやおやおや!
ぶどうさん、無趣味じゃないか!
50半ば、普通なら第二の人生を見据えるお年頃。
それなのに、趣味がない!
なんということでしょう!!
ところで、ぶどうさんの夫は筋金入りの趣味のない男である。
将来ボケないように趣味を持ってほしいと常々願っていたのだが、まさか自分もそうだったとは気が付かなかった。
その事実に呆然とし、慌てて人気の趣味とやらを探したぶどうさん。
当然すぐにはぴったりしたものは見つからない。トホホ。
人生なにごとも遅すぎることはない。
50台はまだまだ若い。
人生100年時代。まだまだ時間はある。
老後の愉しみを見つけるぞ。
仕方がないので腰を据えて、じっくりと自分の好きなことを見つけようと決めたぶどうであった。
みなさまもぜひ、人生を彩る趣味をいろいろとみつけてくださいね。