こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
朝からこたつに座り込んだら・・もう動けません。
今日こそ書類整理を!と、周りに紙類を堆積したまま時間が過ぎていきます。
ああ。
そんなときもあるってことで!
今日も元気に参りましょう!
本日貧乏舌のお話です。
感染症の広まりが長引き、地域経済は沈下している。
スーパーの売り上げは、おこもりや自炊増加でまあまあとは聞くが、観光や飲食関係はさっぱりだそうだ。
基本的にあまり外食はしないので、今までもこれからも大きな貢献の予定はないが、地元の小売店でのお買い物に関してはできる限り協力したいと思う。
そんな折、地元のウェブニュースで、とあるケーキ屋さんが取り上げられていた。
それによると、売り上げがかなり落ち、今は通販でなんとか切り抜けているという。
このケーキ屋さんは地元ではまあまあ有名らしい。
名前は聞いたことはあったが、少々遠くにあるため購入したことがなかった。
甘いものには目がないぶどうさんち。
売り上げが落ちているのならいつか行ってみたいと思い続けたが、場所が分からない。
ところがひょんなことから、回り道をすれば寄れるところにあるとわかったため、行くことにした。
狭い道を抜け、なんとかたどり着いたその店は、うっかり通り過ぎそうなくらい小さくて、かわいい外装だった。
お客さんが一組出ていったあとに入ったが、お店の人は電話で忙しいようで、いらっしゃいませの後はずっと背を向けたまま。
優柔不断なぶどうさんはこれ幸いと、一通りショーケースを眺め、どれにしようかさんざん迷うことができた。
迷うほどたくさん種類があったのかというと、そうでもなかった。
迷ったのは、思ったよりお値段が高かったからである。
1個400円~450円(税抜き)のケーキが何種類か並んでいたのだが、びっくりするほど小さい。
たぶんいい材料を使って作っているんだろうけど・・・本当に小さい!
都会なら多分このお値段はお安いだろうし、田舎でも値段としては普通だけど。
小さいくて地味なのだ。
ケチのぶどうさんのこと、正直ちょっと回れ右したくなった。
だが、地元で人気店のお味なのだし、なかなか来れないのだからやっぱり買おう!ということで迷いに迷って2つ選んだ。
迷いに迷っても大丈夫なくらい放置だったってことなのだが、店の人は一人だもの仕方がない。
注文してお金を払う段階になり、しかしまた「え?」となった。
お客さんとの距離を保つためなのか金銭の授受もかなり慎重なのだ。
感染したら大変だもの、気持ちはわかるけど。
・・・・ねえ。
帰宅後、やはり地元のお店を応援しようと買った、贅沢なコーヒー豆で淹れたコーヒーとともに頂いた。
味は、小さい中に濃厚なお味がぎゅっと言う感じで・・・・。
あっという間になくなった。
のだが、おいしさはあまり感じず。
見た目地味でワクワク感がなく、あまりにリッチな味なのが口に合わず、至福があっという間に終わり、という寂しい結果に終わった。
地味なケーキが悪いわけではない。
ぶどうさんは飾り気のない焼き菓子が大好きだし、ケーキもベーシックなものが好きだ。
それでもプロの仕事を買うならワクワクしたいし、楽しみたい。
また、いい材料を使って小ぶりでリッチなケーキを、というのはそのケーキ屋さんのコンセプトだろうし、それでいいと思う。
なのだが今回ぶどうさんは、濃さはほどほどちょっと大きめのケーキが好みだったのだとわかった。
年をとれば、リッチなお味をちょっぴりと、またはあっさりでもちょっぴりで済むようになるのかと思っていたが、生来の貧乏性はいや、貧乏舌は変わらないらしい。
ケーキは、非日常の特別なものだ。
買うなら、食べるなら、うれしくなるものがいいに決まっている。
はやりのお店で、本格的でグレードの高い小ぶりのケーキより、華やかでちょっと大きめ普通のおいしさのものが自分には一番かもなあと、貧乏舌を改めて確認したぶどうであった。