こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
早くも師走中盤に入りましたね。
このまま穏やかで暖かい年末年始だといいですね。
暖かい日の中で深呼吸して、気持ちをリフレッシュしましょう。
素敵な週末をお過ごしくださいませ。
本日ピアノのレッスンのお話です。
10月からピアノのレッスンに通い始めたぶどうさん。
今までののんべんだらりとした生活と違い、生活を律し週末をのぞきできるだけ毎日練習している。
これほどまじめにやれるのなら、子供の時にやれよと自分で突っ込みたくなる。
それというのも、50すぎのぶどうさん。
まじめにやったわりに飲み込みが遅く、子供の頃の理解力と応用力、体の機能の1割くらいしかない。
子供の時間と大人の時間って違うなあと痛感する。
何が違うんだろうと思うも、自分には子供がいないので観察したことはないのでわからない。
遠い昔の子供の頃のことに思いをめぐらすと、時間の密度だけでなく人間の可能性による質の違いに違いない。
子供の頃は1週間に1回のレッスンであった。
そんなに練習せずぼんやりのんびり通っていたので、課題が間に合わないなんて思ったことはなかった。
今は2週間に1度のレッスンなのだが、正直それでは時間が足りない。
新しい曲の譜読みが間に合わないのだ。
子供の頃はそれなりに覚えられたのに、今ではいつまでも覚えられず、毎回楽譜をいちいち読んでいる有様。
楽譜が込み入ってくると手元を見る余裕はなく、楽譜を凝視しながら弾いている。
音楽ぶつ切り状態。
12月からは新しい曲を弾くことになった。
ブラームスの間奏曲Op118-2で、なかなか人気の曲らしい。
それほど長い曲ではなく5ページほど。
なのだが、全然進まない。
やっと全部のページを見ることができたのが、レッスン5日前。
見ただけで、弾けるわけではない。
なんとかかんとかゆっくり弾いて、まったく音楽になっていないままレッスン日になった。
こんな状態でお師匠さんの前で弾けるとは、到底思えない。
ぶどうさんの場合家で10割弾けたとして、お師匠さんの前で6割弾ければいいほうだ。
くら~いきもちのままブラームスの楽譜を開くぶどうさんに、お師匠さんは言った。
「ハイ、じゃあブラームス行きましょう。これ、結構人気で皆さん弾かれるんですよ」ととっても明るい。
おっかなびっくりで、しかしまあ弾けないのは承知だろうからとヨレヨレと演奏を始めた。
相変らずぷるんとする鍵盤に少々びくびくしつつ、和音を思いっきり間違いつつ、弾き進めているとちょっと不思議な気持ちになった。
あれれ、こんな音のこんな曲だったんだ!という、驚きと喜びというか。
いつもはヘッドホンをして消音機能を使って練習しているぶどうさん。
レッスンで初めて、音が空中に出て、踊りだすのを実感したのである。
全然音楽になってはいないけれど、なんて素敵な音を並べた曲なんだろうという感動もある。
これがすらすらと弾けて音楽になったらどんなに素敵だろうかと思ったら、2ページでストップがかかった。
終了。
・・・・・・・
うーん、こんなことなら無理して5ページ譜読みせず2ページみっちりやってくればよかった。
どうやら、戦略が悪かったようだ。
おまけにダメだし指摘箇所の多いぶどうさんのこと、5ページくらいの曲でもレッスン時間内に収まらないことが分かった。
そんなわけで。
来年から月2回、50分コースに変更してくださいとお願いしたぶどうであった。