こんにちは。
ぶどうさんです。
ご訪問ありがとうございます。
土曜の午前中いかがお過ごしですか。
がんばる元気がある時はしこたま頑張って、ゆっくりできるときはのんびりして、メリハリつけて休日を楽しみましょう。
素敵な週末をお過ごしください。
本日「らしく弾く」です。
バッハのフランス組曲に取り組むことになったぶどうさん。
フランス組曲なんて名前しか知らんがな(´・ω・`)と思うが、課題となったからには仕方がない。
とにかく弾くしかなくなった。
が、どう弾いたらいいかわからない。
あの時お師匠さんになんか聞いてくればよかったな・・・と後悔するも、あとの祭り。
一番わからないことは、2声なのか3声なのか何声なのかわからないこと。
ある声部が突然現れ、完結していない部分がちょこちょこあるのである。
どういうこと?と首を傾げ、疑問でモヤモヤして全然進まない。
が、インターネットで検索したら、一発解決?した。
そういうもんだと。
あとからお師匠さんに質問すればいいと割り切ることにした。
解決したら、あとは弾くだけだ。
1小節にかなりの時間を費やしながらコツコツ弾いて、引っかかりながらも最後まで弾けるようになった。
よしよし、ということで、あとは慣れようとせっせと弾きこんでいた。
ついでに、ただ音を鳴らしているだけにならないよう、考えながら音を繋げていた。
そして、勝手な解釈も。
フランス組曲は舞曲なのだけど、ぶどうさん的イメージは脳内舞曲であり、踊るためのものではない。
バッハの曲全般に言えるような、天上の音楽風。
また感情豊かに歌い上げるものだから、音を追っただけのドタドタ音楽にならないように気を付けながら弾いていた。
ところが。
たまたま見ていたYoutubeに、バッハの音楽についての見解を寄せているチャンネルを発見した。
この方が絶対的に正しいのかはわからないが、ぶどうさんが素人で浅はかなことだけは確かである。
そこでとんでもない間違いが次々に発覚したのである。
まず、装飾音。
フランス組曲5番アルマンドは装飾音がいくつかある。
古典の装飾音が上の音から弾くなんて、全然知らなかったので、全部下から弾いていたのである。
過去バッハをどう弾いてたかなんて覚えてもおらず、ただただ唖然。
ああ、やり直し。
そして、バッハの音楽は「客観性をもって、シンプルに弾く」のが原則というのも知らなかった。
感情をたっぷり乗せて弾くのはバッハの音楽ではないと。
やぼったいってこと?それともその当時の背景的なものを考え合わせるとそうなるということ?
とにかく、お前の解釈や感情なんていらんのじゃ!ってことらしい。
なんと、なんとである。
Youtubeでいくつか5番アルマンドを聞いて、人によって演奏が違うなあと思ったけど、そういうことではないと?
疑問だらけである。
ただ一つ、バッハの音楽はバッハらしく弾く、というのが大前提なのだということだけが分かった。
もう一度、他の人が弾くアルマンドを聞いて、なにがらしさなのか、勉強しなおさねばならない。
今ショパンコンクール真っ最中である。
拝読させていただいているいくつかのピアノ関連のブログでは、この話題がもちきりである。
そして、どれもこのコンクールは「ショパンの曲をショパンらしく弾く」というに意味があると仰っている。
「らしく弾く」
続けて2度も出てきたこの教えは、再開の入り口に立ったものへの大きなプレゼントかもしれない。
うまく弾く、のもだけど、らしく弾くというのもピアノを弾く上で大切なことだと初めて知ったぶどうであった。