椅子の靴下 | たをやかなるみち

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豊かに美しく生きる大人の女性へのみちのり

 

集合住宅に住むぶどうさん。

 

現在の住まいは、全部フローリングである。

 

ペットや子供はいないので、ダイニングには掃除のことを考えて敷物を敷いていない。

 

傷や汚れ防止にはあったほうがいいのだろうが、今のところはそのままだ。

 

ただし、椅子には靴下を履かせている。

 

テーブルが動くことはないけれど椅子は動かしたときに音がするので、騒音と傷対策のためである。

 

ところで、この靴下。

 

すぐ緩むし、汚れる。

 

1年に1回は買い替えている状況である。

 

椅子は全部で4脚あるので、毎年16枚購入せねばならない。

 

毎年100均にお世話になっている・・・・のが悪いのか、1年くらいしか持たない。

 

ニトリとか、ホームセンターにもあるようだが、お値段が高いので買ったことがない。

 

お値段だけ考えれば、裏にフェルトを張ったほうがいいのかと、いつも思う。

 

フェルトは安いし、張替も楽そうだし。

 

でもぶどうさんちの椅子にはプラスチックの器具が付いていて、年月が経っていびつにすり減ってしまっている。

 

そのまま付けられないので、フェルトをつけるなら器具を外すしかない。

 

しかしどうやってついているのかわからないため、外せない。

 

それで仕方なく靴下を買い替えているのだ。

 

靴下を使わないという選択はない。

 

というのも、椅子をずる音というのは非常に響き、ぶどうさんの住む集合住宅でもどこぞの音が耳に届く。

 

変なところで耳が良すぎるのが災いするのだが、認識できていて対策があるのにやらないというわけにはいかない。

 

靴下を履いたりフェルトを張っても、ドスンと椅子を置けば響くだろうし、およそ集合住宅とは不便なものである。

 

先日たまたま通りかかった空き地に、家が新築されているのをみた。

 

住宅業界でお高めの〇〇工務店のおうちである。

 

ちょっと憧れ~とうらやましく思っていたのだが、ちょうどその時クレーンが動いていたので興味半分で近くに行ってみた。

 

すると驚いたことに、サッシと壁の一体ものを土台にはめ込んでいるではないか!

 

これなら工期はぐっと短いはず。時代はここまですすんでいたのか・・・・!

 

なんにせよ、我が家は集合住宅。

 

椅子に靴下を履く生活は、たぶんまだ続く。

 

死ぬまで暮らせる家を、早く見つけたいと願うぶどうであった。