11月から加速度を増しているぶどうさんのてばなし生活。
さぞかしスッキリ・・・・!というご想像にこたえているかどうかはかなり疑問だが、前進していることは確か。
とにかく、使っていないもの、使い切ったものを中心に、心と相談しながら小さなものも逃さず手放すようにしている。
ごみ袋いっぱい運動も忘れず継続している。
できることはしているのだが、なにやらまだまだ片をつけきれないものがわんさかある。
なぜそうなのか。
思いを巡らせながら掃除機をかけていると、ふと気づいたことがあった。
ぶどうさんは、モノが大好き。
そして、意外にこだわり屋さん。とことん考えて好きなものを買っていることが多い。
好きなものは、もったいなくて使えない。
気に入らないもの、すすめられて断りにくくて買ったものなどは、正直どうでもいいので率先して使う。
はやくサヨナラしたいから。
そう、好きなものは使わず置いておいて、好きでないものから使っていく。
だからなぜか好きでないものが日常になり、好きなものがほこりをかぶる。
で、時がたち・・・・
好きなものは、時間が経っても好きな場合が多いが、好みが変わってどうでもよくなる場合もある。
日常の「好きでないもの」と、置きっぱなしの「好きなもの」の家。
そう、これが今の、今までのぶどうさんち。
現在の絶賛てばなし対象は、もちろん使い切った好きでないもの。
好きだったもの、好きで手に入れて使い切れてないもの、大好きなものは手放していない。
これに気が付いて、ある決心が芽生えた。
それは「これからは、使うものしか買ってはいけない」ということ。
ぶどうさんの場合、好きなものを必ずしも使ってきたわけではなかった。
これからも・・使わないかもしれない。
愛でるだけという心の満足の仕方もあるかもしれないが、片付けの達人域にいるわけではないので、いずれ老いてこれらが負担になる日がくるだろう。
そう思うと、50過ぎからは「買うものは使うもののみ」という制限を設けたほうがいい。
まるで足かせだが、より大きな視点でみると足かせを外していることになるかと思う。
これからも、好きなものを手に入れてもよいと許可はするつもりだ。
そうでないと、人生は楽しくない。
でも、使うという確約できるものだけ。
きちんと処分するという約束ができるものだけ。
ぶどうさんの場合は、こういう結論に至った。
自分らしいものとの付き合い方に気が付くことで、より豊かな生活を楽しんでいけるようになるに違いない。
長いてばなし期間が、よい気付きを与えてくれたことに感謝である。