引越し後さっそく知り合いにお呼ばれしたぶどうさん。
この方のお宅に訪問したのは・・・・10数年前?くらい昔のことである。
お互い流れ流れて~~~なぜか偶然ご近所に住むことになったのである。
その方とはご近所付きあいするほど近しい間柄であったわけではない。
これからもおそらくそうであろう。
それというのも、お互い持ち家ではなく賃貸生活であり、いまだ落ち着き先が見つかっていない。
ふたたびいつか別れて、今頃どこにいるのかなあとなるのだろう。
しかし他生のご縁があったのであろう。
ひょんな場所で再会し、お宅に訪問する機会があるなんて、滅多にあるもんじゃない。
お誘いを受け、よろこんで伺うことにした。
伺うことにしたはいいが、ハテ何を持っていこう。
知り合いといっても目上というわけではなく、お友達というほど親しくもない。
気楽なお茶に誘われたという感じなので、格式ばる必要はない。
かといって、くだけすぎるのもどうなのだろう。
ぶどうさんは相手のことを知らないというか、過去お呼ばれしたのがあまりに昔のことだったので、どんな形式を好み、何が喜ばれるのか全然覚えていなかったのである。
お誘いは、昨日の今日。
突然といえば突然なので、入念に用意しているという感じではなかろう。
時間はご自由に選んでというお誘いだったので、参加人数もさほどいないと思われる。
でもわからない。
わからないので、人数調整できるような茶菓子にしたほうがいいだろう。
そして主婦のお茶会には、手作りのものが持ち寄られ並ぶだろうと思われる。
けれど相手や参加者がわからない以上、ここは買ったものが無難であろうと判断し購入することにした。
誰かの手作りが嫌な人は結構いるものなのだ。
さて車のないぶどうさん。
どこかにスイーッと調達に行くことはできない。
近くにはスーパーしかないので、そのスーパーで散々歩き回り、悩みまくってなんとか茶菓子を選んだ。
選んだのは3種類。
さあ、これをどうやって持っていこう。
スーパーのものなので、パッケージ入りである。
そのままもっていってもいいのだが、格好悪いうえ紙ごみやプラごみなどいろんなごみが発生してしまう。
茶菓子はいいのだけど、ごみまで運び込んでしまうのはいかがなものか。
もしこれがごみだしの分別のゆるい、何でもありの北国であればそんなに悩まなかったろう。
それがここ西の国ではごみの分別が一応義務になっているため、訪問先に多種のごみを持ち込み後始末をしていただくことになる。
ごみを減らすには蓋つきの容器に詰め替えればいいのだけれど、保存容器(タ〇パーみたいなの)は悲しすぎる。却下。
引っ越して時間は経っているものの家の中が雑然としているぶどうさんちでは、適当な容器が見つからない。
せめてバスケットやトレー、重箱があればよかったのだがそんなものはない。
ナプキン類は引越し前に使い切り、それ以降買っていない。
仕方がないので大きな盛り鉢にいれ、持参した。
少しの紙ごみ類はお願いすることにして、帰宅のときは空の鉢を持って帰るだけにしたのである。
どこかの名物や話題のお菓子、珍しい食べ物であれば許してもらえそうだけれど、ただのスーパーのお菓子を持っていって「出たごみを分別して捨ててね」なんていいづらいし。
ごみ持って帰ります(`・ω・´)ゞなんてのも、なんだか変だし。
これ以上変人に思われるのもね・・・・(*゚ー゚)ゞ
今回気付いたことは、住む自治体が変ることでごみ事情がかわり、気軽な主婦のおしゃべり会の持参品にまで影響を及ぼすということ。(あ?ぶどうさんだけ?)
主催者や参加者が手作りの食べ物を歓迎する人であれば、無駄なパッケージのない手作り品がいいのかもなあと久しぶりの主婦のお茶会に学んだぶどうであった。