キッチン用品売り場が大好きなぶどうさん。
街へ買い物にいくとなればデパートの生活用品売り場に直行し、長居する。
これこそ人生最高最大の娯楽。(おおげさ)
残念ながら現在は北国在住で、デパートはおろか近くに気軽に覗ける素敵なお店もない。
シンプルライフを目指すぶどうさんにとっては、ある意味この環境はめぐみの場所である。
この趣味をあきらめれば、余計な物が殖えずに済むのだから。
それでもねえ、これがぶどうさんの人生の楽しみ。
お菓子や嗜好品同様まだまだこれをやめることができない。
台所用品は、生活に直結したものではある。贅沢品でも趣味品でもない。
けれど、本来はそんなに沢山は必要はないし、高価なものも・・・常識の範囲内に収めるべきものかもしれない。
料理上手な人であれば、それこそ何を使ってもプロ級のものを作るし、ものの良し悪しはあろうけれど必要最低限の道具さえあれば家庭の食事くらい作ってしまうだろう。
ぶどうさんの場合料理は趣味ではないし、お菓子やパン作りも素人レベルだ。
それなのに、キッチン用品だけが好きで、集めてしまうのである。
絵はかかないのに絵画の道具だけあつめるとか、手芸をしないのに材料だけ集めるとか、そんな感じだろうか。
ん?冷静に考えれば、かなりばかげた趣味だなあ・・・・・・
誰しも、理由はわからないし使いこなせるかどうかもわからないが「好きでしょうがないもの」があるのではないだろうか。
ドーパミンがでやすいものっていうか・・・
ぶどうさんの場合はキッチン用品であり、それを手にするまでの時間が楽しいのかもしれない。
(あ、作りもしない料理本やお菓子の本もそうかも(大汗))
そんなぶどうさんの情報入手手段は、ウェブショップか、素敵な暮らしをしているブロガーさん愛用のグッズ紹介などである。
それなしで最近の動向を知る手段はない。
いくらキッチン用品が好きといっても、決して使わない商品に関心を寄せることはないが、このごろちょっと気になっているものがある。
それが、バターケース。
バターケースが欲しい!とは全然思わない。
なぜなら、使わないから。
そして、バターケースの意味がわからないから。
それでも気になっているのは、ブログを書いている人の中に〇〇のバターケースを買いました!という記事や、ウェブショップでバターケースを紹介しているのをよく目にするから。
世の中の人は、バターをバターケースに保存して使っているのか!という衝撃と、どうやって使うのだろうという疑問で、気になって仕方ないのだ。
どうやらバターケースを使っている人はほとんどがパン食で、トースト用にバターを塗って食べるという使い方をしているらしい。
そしてかなりお高めの、ちょっとおしゃれなバターケースを紹介している。
なるほど、パン食ではないぶどうさんちでは必要なかったわけである。
料理用に使っている人もいるが、そういう人は1回分ずつにカット出来るとか言う便利グッズの紹介が多い。
なるほど、ちょこちょこ料理に使うのか!それでうちには必要なかったわけである。
要するに、ぶどうさんちには必要ないものである。
よって欲しいわけではないが、疑問は解消し、他家の生活が垣間見えた気がしてほほえましい気持ちになった。
人生にいや、世の中に全く必要ないと思っていたバターケース。
それでもそれを必要とする人がいて、使う人の密やかな楽しみがあるのがわかったと同時に「生活用品の不思議と可能性」を見せてもらった気がした。
なんだ、ぶどうさんが知らなかっただけなんだ。
もったいないことしたかな。
多分これから先もバターケースを買うことはないだろうけど、素敵なものがあるというのがわかってよかったなあと喜ぶぶどうであった。
因みにぶどうさんがバターケースを使わない理由は、ずばり衛生的でないから。
実家ではバターケースを使っていたのだけれどね、あれに感心できなかったのよねえ・・・・・