新しい年度が始まった一週間。早くも本日、花の金曜日。


今時ハナキンなんて、使っている人がいるのだろうか。

埋もれてしまった言葉ではあるが、やっと終わった!という解放の気分を味わえる金曜日はやっぱり嬉しい。


今週はこれで終わり、早起き弁当作りもいったん終了の、ゆるい気分に浸れる日でもある。

金曜日ばんざあい。


ゆるゆる気分で、夫の弁当の残りものを詰め込んだ弁当を早々むしゃむしゃ食べはじめたぶどうさん。


一人で食べる弁当は、ちょっと味気ない。

しかしこれが常なので、なんとなくかき込んで、その後お菓子をぼりぼりと食べてしまう。


弁当は、というより一人のご飯は、ぶどうさんにとって非常に危険はお食事タイムかもしれない。

「お菓子、減らさんといかんなあ」と思いながらも、たっぷり未来のお肉の素を取り込むぶどうさん。


油と砂糖のかたまりを食べてお肉というか人間の脂肪ができあがのは、草ばっかり食べてお乳や隆々とした肉と脂の塊になる牛同様、摩訶不思議なことである。

あ、ぶどうさん、ばか?


お菓子はタバコ同様、百害あって一利なしである。

わかっているが、やめられない。


このごろは、砂糖に中毒性があるの、小麦粉に依存性があるの、と健康に関心ある人々が唱えているのをよくみる。

添加物は言うに及ばず、牛乳や卵、油の類もとらないに越したことは無いとのこと。


牛乳の代替品にと、豆乳が今すごく人気だが、一方で発酵食品以外の大豆はとらないほうがいいという人もいる。


こういった人たちから見れば、お菓子を食べる人というのはかなり愚かな人になるだろう。


うん、ぶどうさんも「お菓子はやめたい」と思ったことは何度もあったし、やめたこともある。

現在食べているってことは、やめられなかったということ。

意志薄弱であり、将来の健康や長寿を売り渡しているともいえる行為である。


健康で長生きしたいなら、お菓子はやめなきゃいけないのはわかっている。

わかっているのは頭の理屈だけで、気持ちとしては欲しい。

では本能からいくとどうかというと、よくわからない。


多分本能では、甘いものは欲しいが、こんなに高度の加工を施したものを欲しいと思っているのか怪しいのである。

なんだか体内で分解に時間がかかりそうではないか?そこまで体を酷使したくはないだろうし。


それでも食べてしまう、甘いお菓子。

ぶどうさんが甘いもの好きなのは、どこか依存性があり、甘える行為の代償として甘いものを食べるのではないかとも思う。


おまけにイライラしたり、がっかりしたり、物事が思い通りにならなくなったとき、つい食べ過ぎてしまう。


お菓子を食べたところで、根本的原因が解決するわけじゃないのに、である。


お菓子を食べたことで発生するのは、食べ過ぎによる自己嫌悪、過剰な脂肪、自己コントロール力と自信の欠如であり、いいことは全然無い。


中には


お菓子は気持ちをリラックスさせたり、疲れを取る作用があるからいいんだ!

これはオーガニックの材料を使い、人工的な添加物を使っていないからいいんだ!

人付き合いの潤滑油になるから便利で、双方嬉しいものだからいいんだ!

見た目がきれいで芸術的だし、あるとワクワクするからいいんだ!


ということで、お菓子を擁護する人もいるだろう。

2番目の項目については、全面的な賛同はしかねるが、大方の点でぶどうさんも「そうだなあ」と思ってしまう。


けれど、お菓子はメリット以上にデメリットのほうが多い。

体にいいもの、の類ではない。

体にいいことしたきゃ、一番最初にやめるべきものだろう。


それでも、やっぱりぶどうさんはお菓子が好きである。

やめたいといいつつ、やめられないと嘆きつつも、食べてしまう。

意志が弱いのである。


ただ、悲劇的な気分というわけでもない。

お菓子は素敵だ。きれいだ。

見るのも作るのも、買うのも食べるのも、楽しくて嬉しいものだ。


それを悪者にしているのは、ただぶどうさんの心と体、気持ちと行動だけしかない。


お菓子自身は、生きるためにはあってもなくてもいいもので、しかも人間のように存在に良いも悪いも無いのである。


よくしているのも悪くしてるのもぶどうさん自身。

お菓子との付き合いをやめるなり、よいものに変えていけばいいだけである。


では、具体的にどうするか。


食べて罪悪感を抱くようなときはやめて、お菓子をおいしいなあ、あって嬉しいなあと思うときに食べるよう

にすればいいのではないだろうか。


ぶどうさんが食べ過ぎるのは、一人でいるとき。

ぶどうさんがおいしいなあと思って食べるのは、好きな人と一緒に食べるとき。


そう書いていて気がついたのだが、ぶどうさんはお菓子で心や体を満たしているのではなく「時間と空間を満たす」ためにお菓子が必要なのだろう。

いや、誰かいることで時間と空間、そして心が満たされているから体はお菓子を必要以上に欲しないのだろうか。


本当のところはわからないが、お菓子を食べる事に関して理性が足りないぶどうさんは、一人でお菓子を食べるのはやめて、誰かと食べることにするのがいいかもしれない。

もし一人で食べるなら、いくつまで!と数を決めるというのも良いかもしれない。


わかっちゃいるけどやめられない、お菓子。

ああ、お菓子さえ食べなきゃ今も今までもどんなにかスリムで美人?!であったろう!


後悔しても後の祭りである。

後悔はしても始まらない、やるならこれからやること、だけである。


まずはその方向で、量を少しずつ減らせていったらいいなと思うぶどうであった。