現在炊飯器でごはんを炊飯中。


え?これって普通?

そう。普通なんですけど、ぶどうさんちでは普通ではない。


なぜなら、炊飯器を使うのは平日お弁当を用意するときのみで、お昼や晩に使うことは絶対にないから。


なぜ絶対にないかというと、炊飯器ご飯はおいしくない。

近頃のお高い炊飯器のご飯を食べたことがないので知らないが、ぶどうさんちのは10年前に買った、予算をケチって買った炊飯器。


大きさと、釜の厚さにだけこだわって選んだ、その大きさ(3合ランク)にしては高めだが、もう一ランク(5合炊き)上がると端にも棒にも引っかからないようなお値段の、そんな炊飯器。


この炊飯器の名誉のためいっておくが、おいしくないといっても白米のご飯はそこそこ悪くない。

可もなく不可もなく・・まあそんな感じ。


で、今炊飯器を使っている理由は、ずばり楽をしたいから。


弁当のときはガスコンロの数の問題により鍋炊飯が出来ないのだが、今はガスコンロはがら空きだ。

がら空きでも、鍋で炊いて鍋洗っての手間がどうにも億劫でやりたくない。


何しろ一人分の気ままな昼ごはん。

夫は出張に行ったきりあと2日は戻ってこない。

一人だといつご飯を食べてもいいし、何を食べてもいい。

極端をいえば、何も食べなくたっていいのだ。


実際昨日は体調不良で一日寝こみ、殆どたべてない。

幸か不幸か家族が誰もおらず、自分の世話さえしていればいいので食べてもたべなくても、そして誰かの世話をする必要もなく悠々と?ダウンしていたのである。


朝起きてパンケーキを焼いて食べ、おなかは昼になってもいっぱいだ。

今炊きたてのご飯を食べたいかというと、実はそうでもない。

そうでもないし、食べなくてもいいかなあとも思う。


一応今夜のことも考えて、ご飯くらいは確保しておくことにした。

で、面倒のない炊飯器ご飯を炊くことにしたと言うわけだ。


改めて使って見れば、炊飯器は洗うパーツが小さく少なくて、かつスイッチ1つで世話無しの優れもの。

かなりすごい発明品である。

パン焼き器も同じようにすごい発明品だとは思うが、炊飯器ほどすごいもんはないかもしれない。


多分この炊飯器が壊れたら、即つぎのを買い換えよう!祭りにはならないだろう。

炊飯器を買うよりは高級鍋を買ったほうが丈夫で長持するだろうから。


けれど、もう少し年を取って、いろんなことが要領よく出来なくなったら、もう一度炊飯器を考え直してもいいかもしれない。


便利グッズを駆使しながら、いつまでも自立して生活したいと思うから。

自分のご飯は自分で用意するという老人でいたいから。


おっと、ご飯が炊き上がった電子音が鳴った。

ながら作業が出来るのも、炊飯器のいいところかもしれない。

待たなきゃ40分ちょいはあっという間。おなかもへったかもしれない。


あるものは上手に使っていきたいもんだと、炊飯器をちょっと見直したぶどうであった。