健康おたくでもなく、すこぶる快調な毎日でもないが、長生きしようと決めているぶどうさん。


多分長生きできると思う。


なんでそう思うかというと、人間死ぬまでは生きられると思うから。


いや、逆か。生きているから死ねるのだろうが、死ぬということは簡単なことではない。


恐らく何かを全うしなければ死ぬときはこないと思うし、生きている間はとにかく「生きる」ことに全力を尽くしてこその死のお迎えがあると信じているから。


ところで、長生きの人とそうでない人の違いとは、いったいなんだろうと考えてみた。


人生の充実度や、達成度と年齢の関数すなわち積分値は一定かというと、そういうわけでもなさそうだ。

長生きで偉業を沢山成し遂げる人もいれば、市井の人として早くこの世を去る人もいる。


個々の人生で積分値が決まっているとしたなら、年齢にあわせて達成度が決まっているのだろうか。

それを達成したから早死にで、達成していないから長生きなのかというとそういうわけでもないだろう。


長生きしながらいろんなことを成し遂げ、新しいことにチャレンジする人だってちゃんといるし。


健康オタクだから、もともとからだが頑健だから長生きするって訳でもなさそうだし。


一体、長生きの人には、どんなヒミツがあるんだろう。


そのヒミツを知りたくて、長生きしてなお現役で働いていらっしゃる人生の大先輩方の本を何冊か拝読した。


90~100歳超の方々の本には、具体的には普通の健康オタクが知っているようなことしか書いてなかった。


想像力があれば、思いつくようなことばかりだ。


そのかわり、実際に長生きした方々が実行していることなだけに言葉に重みがあり、想像しただけの話ではない真実味がある。


40代なんてまだまだ人生の扉を開いただけのひよっこであり、まだまだ先は長いのだぞと励まされ勇気づけられる。


人は、死ぬまで生きることに勤めるべし、といわれているようで身の引き締まる思いさえする。


なんと素晴らしい人々なのだろう。


先輩方の本を読んでいて、共通のことに気がついたぶどうさん。


それは、。


・死ぬまで現役つまり社会的役割を意識していること


・生きることに前向きであり心にパワーがあること


・自立していること


そして最大の特徴は、「自分の人生をいきていること」

なのではないかと思う。


とくに最後の「自分の人生を生きる」ということが長生きの秘訣ではないかと推察された。


本を読んだだけで、まだ40代ひよっこのぶどうさんのこと、本当のところは死ぬときにしかわからない。

自分がどれだけ生きるのか、充実した人生を生きたのかも、死ぬときにしかわからない。


けれど、折角先達が知恵を授けてくださっているのだから、そのなかからなにかしらヒントを得て自分の人生に生かしたい。


なにしろ一度きりの自分の人生なのだから、大切にしたい。


是非みなさんにも、実際にお手にとって読まれることをおすすめする。

図書館のコーナーに立てばいろんな先輩方の著作が並んでいるので、捜して借りられるもよし、気に入ったら購入されて何度も読まれるもよし。


核家族がすすみ老人が隅に追いやられている現代社会では、人生の諸先輩方の話を直接聞く機会は限られている。


本を通して伺う機会を得られたことに感謝するとともに、先輩方がなおお元気で活躍なさいますことを祈念いたします。