今週から大掃除を始めようと決めたぶどうさん。


目指すは、人様をお迎えできる家。

・・なんだけど、多分迎えないだろう。


なぜならぶどうさんちの家具の配置や部屋割り分担は特殊で、他に類を見ない?集中型ゆえお客様は絶対に呼べない家なのである。


まあ、それはおいておいて。


大掃除の最初のターゲットは納戸部屋。

一体この部屋、何度掃除しては挫折したことだろう。納戸部屋を何度・・・という駄洒落・・・・・しぶい。


納戸部屋といってもそんなに狭くはない。

四畳半に縁側がついているので、6畳はある。

押入れも一間ついている。


けれどここは、納戸部屋にしかならない。

なぜなら、玄関脇なので一部屋ポンと孤立していて使いにくいのと、隣の家とは壁一枚、階段や他の階の音も響き渡り、かつ温度が低いのに湿度が異様に高くてカビだらけ。


なんだかな~の部屋なのだ。

二人暮らしで個室が必要なわけでもないので、納戸部屋兼洗濯物部屋にしている。


え?湿度が高いのに洗濯物部屋?と驚いたあなた。

そう、そうなのだ。

洗濯物があるゆえ除湿器を毎日使うことで、この部屋は湿度が低く保たれているといってもいい。

そうでなければ、多分恐ろしい部屋になっていることだろう。


そして温度が低いことを利用して、冬の間は食料貯蔵庫になる。いや、冷蔵庫か。


要するにこの部屋は洗濯物やら(洗濯紐も張り巡らされている)、食べ物やら、使わないものやら、なんだかんだ入れ込まれた雑多な部屋なのだ。


その部屋をちょっと変身させたくなったというのが、大掃除の目的の1つでもある。


何度も言うが、多分人様を呼ぶことはないだろうが・・・・・・


この部屋には、いろんなストックや食材のほか使う用途のあるもののと一緒に、引っ越すときに必要なものや家電の空き箱がたくさんある。

かなり捨ててはいるのだが、それでも未練がましくとっている。


この空き箱を捨てれば、多分もっとすっきりして、風の通りがよくなってカビもはえにくいだろうと思う。

ここに来てもう数年。

引っ越すときにはダメになったり、ボロになったからあきらめのつくものもでてくるだろうが、さりとてサラリーマン家庭では一体いつが引越しになるのかわからない。


いつか使うだろう物であり、絶対に使わないものというわけではない。


思えば結婚してからずっとこの悩みが付きまとっていた。

スパーーーーーーっとこの空き箱を捨てたい!と何度も思いながら、たった一人で引越しの準備をしたり、夫婦二人で荷造りした時は、空き箱にすくわれもした。


ああ、でももう捨てたい。


と、縁側に箱を3個積み上げたぶどうさん。


いよいよそのときが来たか?と思いきや。

天袋の隙間を目ざとく見つけ、押し込むことに成功。


結局空き箱は捨てられないまま納戸部屋でこの冬も眠ることになったのであった。