先日、邦人ジャーナリストの女性が銃撃戦に巻き込まれて死亡というニュースが流れた。
ジャーナリストが巻き込まれて死亡というのは以前にも例があったが、真実はいまだ報道されていないように思う。
死亡した女性はぶどうさんと同じ世代。
何ゆえ異郷の地で、日本では決してありえない死因でこの女性がなくならねばならなかったのだろうかと思うと衝撃を覚えずにはいられない。
ところで、この報道のとき、「シリア、アレッポ」という名詞が飛び込んできた。
シリア・・・アレッポ・・・
海外の地名にはものすごく疎いぶどうさんだが、アレッポという地名には覚えがあった。
アレッポといえば、せっけん。
そう、アレッポのせっけんの、アレッポ。
いかにも手作り民芸品っぽい、適当に切って熟成しました!って感じで簡易包装されているあのせっけんの産地だったのである。
1個200gで500円くらいのせっけんは、高いといえば高い。
しかしせっけんってぴんからキリまであって、ピンは何千円もするものもあるし、それからすると妥当なのかもしれない。
せっけん好きなぶどうさんは、一時期アレコレためすのに夢中になったことがあり、アレッポのせっけんもそのときから使うようになった。
いろいろ試して結果的に使うものは絞られた。
絞られた中のひとつ、現在も使っているせっけんがアレッポのせっけん。
こんなものが出来るんだからさぞのどかなところなんだろうなあと勝手に想像していたが、シリアの内戦と女性記者の死亡でひっくり返るほどびっくりしてしまった。
この事件があろうがなかろうが、手持ちのものがなくなったらもうアレッポのせっけんは買わないことにしていたが、手元にある何気ない日用品がそんな状況下にある人たちによって作られていることを思うと、どうすべきなのか、考えあぐねてしまうぶどうであった。