夜遅く帰宅した夫が、ぶどう虫って知っている?と突然聞いてきた。
ぶどう豆なら知っているけど、ぶどう虫なんか知らないぶどうさん。
しつこくなんなのか教えてくれと頼むが、夫はなかなか教えてくれない。
しぶしぶ教えてもらったものの。
なんだか納得できる説明ではない。
ぶどうといえばぶどうさん。
ぶどうジュースにぶどうジャム、ぶどう柄にぶどう色・・・ぶどうさんはぶどうが大好き。
そのぶどう○○に虫の類がいるなんて。
ぶどうなんて高尚な名前をつけている虫とは、いったいどんな虫なのか。
いやいや、それよりもなんでぶどうなんだろうと思い調べてみた。
検索すると、あっさり答えは見つかった。
どうやら現在は釣りの餌に使われるものらしい。
基本的には山ぶどうの蔓に生息しているらしく、「ぶどう蔓虫」という名前が本当のようだ。
ブドウスカシバという蛾の幼虫で、釣りの餌にするらしい。
余談だが、えび蔓についたのはかまえびといわれるようで、えび虫ではない模様。
ところで釣具屋さんで売られているのは、本来のぶどう虫よりもお値段格安で蜂の巣につく蛾の幼虫がぶどう虫として売られているようだ。
虫の幼虫なら何でもありってことなのだろうか。
ぶどう虫に関しては、天然ものを捕まえに行く人もいるようで、成虫の蛾がどこまで有害なのかは不明だ。
一方蜂の巣につく蛾は養蜂の敵なので、幼虫をうっかり蛾にしても外には絶対に逃がさないようにという警告文まで見つけてしまった。
有害な幼虫を退治して収入源となしているなんて、すごいとちょっと感心してしまった。
・・ただ、消費者のモラルにゆだねざるを得ない点は不安が残りそうだが。
というわけで、ぶどう虫の正体が判明した。
そうかあ、ぶどうの蔓にいる虫でぶどう虫。
・・・ってことは、ぶどうさんの敵か?!
思わぬところに敵発見。幼虫の画像は見つけたものの、成虫の画像はまだ見ていないぶどうさん。
捜すべきか、やめとくべきか。
気持ち悪いのでやめておこうっと。
さて、このぶどう虫。
食べた人もいるようです。
どう料理したかは、ご想像にお任せします。