11月が始まった。
北国は桜の葉っぱが真っ赤になり、早い葉は最後の葉を地面に落とし冬の姿に変っている。
ああ、さむい・・・・
寒さに耐えかねて先週から暖房便座を最小メモリに設定したが、霜月を迎えていよいよストーブを解禁するときがやってきたようだ。
北国では一年中ストーブは出しっぱなしだ。(とおもうけど?)
その理由は、設置型であること、もうひとつはストーブがお休みの期間は短いからしまうのが面倒・・・。
暖かい西の国に住んでいたころは、4月には暖房器具は全部しまう。
ストーブはご丁寧に箱に入れて収納していた。
11月にはいってからやっとコタツやストーブをゆるゆると出し、それでも通電したり点火するまでには間があった。
それなりにしまう期間が長かったため面倒くさくても箱にまで入れていたのだが、非常に邪魔な位置にあるストーブが固定されている北国では収納がなんだか無意味に思えて一年中放置となってしまった。
放置しているから、当然埃がたまる。
掃除せずにそのまま使ったら、えらいことになってしまう。
締め切った室内になにやら埃が焦げたようなニオイがしばらく漂うからである。
よって、シーズンはじめに使うときは、エアコン同様窓を開け放ってからの試運転が必要だ。
シーズンオフにちゃんと掃除して埃除けを被せたらそんなことは要らないだろうに・・・怠け者のぶどうさんったら。
ストーブは北側にあるので、北からの風が吹くときよりは南風のときに試運転をした方がいいのだが、このところ寒くて北からの強い風ばかり。
まだまだ耐えられる寒さなんだから、もうちょっと我慢しなよとでも言いたげである。
11月、冬の始まり月。
雪が降り始める前に車のタイヤ交換とストーブの用意が必要なとき。
ここでの暮らしはもう何年になるだろう。
まだまだ馴れない冬の始まり。
北国の人の体のように寒さに強くなることがあるんだろうか。
・・・多分ムリ。