最近リカちゃんブームなのか、リカちゃんがwebニュースになったり広告に出ていたり。
リカちゃんというだけで、一体なんなのかわかるのが日本人。
そう、リカちゃんは和製の着せ替え人形。
子供のおもちゃであり、ある一定の年齢になったら卒業するもの・・という認識であったが、昨今はどうやら違うらしい。
わざわざ昔のリカちゃんを箱入りで紹介したり、洋服を集めたり、リカちゃんのお友達をコレクションしたり。
大の大人が子供のおもちゃであるリカちゃんを愛でて集めているなんて、ぶどうさんの子供のころの大人たちを思ったとき、考えられないことである。
それを時代が変ったから、なんて一言で片付けていいものだろうか。
なにも子供のおもちゃを集めちゃいけないとか、ブログに載せちゃいけないとかそういうことを言っているのではない。
昔の大人達も子供たちが知らないところで、その当時のブームのものやら玩具、道具を集めていたかもしれない。
でもやっぱり、ぶどうさんの親を思い返してみて、そういったものを所持していた風ではない。
その代わり美術の本であったり、花瓶や御椀など工芸品などを好んで買っていたというのはあるが。
そう考えると、大人は大人のコレクションを楽しんでいた、のではないだろうか。
では、大人のコレクションってなんだろう。
子供のコレクションってなんだろう。
そこでハタと、答に窮してしまった。
大人でも消しゴムを集めている人がいるし、怪獣やラベルを集めている人もいる。
それが沢山集まって、なかなかどうして見ごたえのある圧巻のコレクションになっていたりもする。
そしてそういうものは、大事に手入れされ、並べられ、美しく飾られていたりする。
そう考えると、コレクションの対象物の問題ではなく、集めたものをどう扱っているか、保管しているかということに尽き、大人の子供のなんて意味のないことを考えてしまっていたことに気がついた。
自分の好きなものに囲まれていたいものね。
大人になったのだもの、時間もお金も使えるようになったのだから好きなものに投資するのは楽しみの一つかもね。
大人になってもリカちゃんを集める理由はそこにあるのかも。
ネットオークションの出現によって売買が可能となり、インターネットの普及によって以前では難しかった昔のリカちゃんの姿を見ることも出来るようになった。
ぶどうさんの世代が遊んだリカちゃんはこんな顔だったなあと、ちょっと不気味に映っているウィキペディアのリカちゃんの顔を眺めながら、ひとしきりリカちゃんのストーリーに没頭してしまうぶどうであった。